どうしてもスペアが必要。
フルートは、過去に使っていた楽器をメンテナンスして万一の際に出動できるようにしてあります。
といってもそう簡単にトラブルがあるものではありませんで、
大きなイベントの前には調整に出して万全は整えています。
オカリナの場合は、陶器ですので、うっかり落として割ってしまうということは、ないとは言えません。
ですので、もう一台持つ必要がありながら、
私の使うトリプルオカリナ(トリプレットオカリナ)は、値段も10万を超えますので、躊躇していました。
ところが先日、愛用のトリプルオカリナの、表面ガラスコーティング部分に、ヒビが入っているのを発見。
使う分に問題はないとメーカーからの回答をいただいたものの、
修理できないとのことですので、スペアの重要性を感じ、今日、買ってきました。
夫と一緒に行ったのですが、
夫も「ワシもトリプルオカリナほしい」
ということで、2台買ってしまいました。
私は写真下の、素焼きのタイプ。
音がクリアな、私の使っているガラスコーティングされたものに比べて、素朴な音色で、
夫が買ったのは上のライトタイプ。
漆塗りで音は、比較的クリアです。
すこし小ぶりで軽く、
息圧が少なくても吹ける様になっています。
息圧が少なくて吹けるということは、音が小さい、ということでもあります。
セッションで、自分が主旋律でない場合、セッション相手の楽器によって音を落とす必要があるときに、役に立ちそう!
ということで、結局私が狙っています、笑
ただ、買うときに少し試奏したのですが、
家に帰ってから、カビが内部に生えていることに気づきました。
オカリナは、中を掃除することが出来ないので、使用後、乾かさずに密閉してしまうと、内部にカビが生えることがあります。
店頭在庫ですので、慣れないお客さんが試奏するなどして、息の中に含まれる水分や、時として、唾液が入ってしまうことがあり、その後乾かさないままにしてしまったのかもしれません。
ということで、後日交換となりました。
実際、私も使用頻度が非常に高く、しかし以前コンサート後に気が抜けて数日練習をさぼっている間に、中にカビを生やしてしまったことがあります。
生徒さんの中にも、レッスンとレッスンの間に一度も使わないまま、しまいっぱなしで、
カビを生やしてしまう生徒さんもいらっしゃいます。
「洗ってもいいの?」とおっしゃる方もいらっしゃるし、
オカリナによっては、洗うように、煮沸するように、と指導しているところもあるようですが、
オカリナは
中が素焼きの状態。水分を吸いこんでしまいますから、音が出なくなったり、変わってしまいますので、
洗ったり、煮沸したりしないでくださいね。
うちの教室で推奨しているオカリナは、
メーカーが、そういった場合に焼き直しをしてくれますし、
破損も状態により、修理してくれます。(有料)
気になることがあればご相談くださいね。
そうそう、ケースの中に、海苔やお菓子の乾燥剤を入れていらっしゃる生徒さんもいらっしゃいますのでお試しください。
トリプルオカリナ(トリプレットオカリナ)奏者
MAiCO音楽教室主宰
西村麻衣子