子どものレッスンは、毎週ということもあって(大人は毎週の生徒は少なくて、大半が月2回)、成長したなあと感じること、本当に多いです。
先日まで、ドレミ!と言いながらまったく調子っぱずれだった子が、正しい音程でドレミ!と歌っていて、おお!とうれしく思ったり、
両手で弾くことがなかなか難しかった子が、いつのまにやら弾ける様になったり、
目に見えて成長していきますが、
大人もペースはゆっくりながら、みんな成長しています。
オカリナは音程を合わせるのが非常に難しい楽器ですが、
音がずれている、ということが、「意味わからん」という状態だった生徒さんが、「音が合っていませんね、私」と、聞き取れるようになってきたり、
息も絶え絶えだった生徒さんが、長いこと吹いていられるようになったり、
音符に音名をエンピツで書いていた生徒さんが、いつのまにか読めるようになっていたり。
それは年齢に関係なく、60代だろうが、70代だろうが、上達しています。
ピアノ科の大人の生徒さん(初心者)にその話をしましたら、
「いいですよねえ!!!!大人になってから、しかも、60代、70代になっても、成長していけるものがあるって!!!
だって、歳をとるごとに、出来なくなって行くことばかりなんですもん!!!」
と、目をキラキラさせておっしゃっていました。
若いころに比べれば、ペースは落ちますが、それでも、レッスンを続けていさえすれば、必ず成長、上達していきます。
大人でもそんなことですので、
中学生のフルート科の生徒二人は、グングン伸びています。
毎度、
「いや~、いい音になってきたなあ」と思いながら教えています。
一人はブラスバンドでフルートを吹いていますので、基礎的なレッスンの後に、ブラスバンドの楽譜を持ってきますので、そのポイントレッスンもしています。
と言っても、知らない曲ばかりで、しかもパート譜ですので、いつも楽譜をコピーさせていただいて、
パソコンの前で検索。
大抵、Y-Tubeで聴くことが出来ますので、研究して指導します。
いい時代になりましたね。
今回持ってきた曲は、「宝島」
頭の中は、サンバチームが腰をクネクネ元気に踊っております、笑
リズムの感覚は、やっぱり若いと言えども日本人。
サンバフィーリングの感覚を教えていくのは大変。
でも、こうやって、曲を知ることが出来るのは、私の成長、勉強でもあります。
おっと、娘が隣で、宝島を鼻歌で歌い始めました。
中学時代、ブラスバンド部(全国大会常連校でした)が、演奏していたようです。
ほら、聞いていたら、頭の中で、サンバチームがグルグル踊りだしたでしょ?
by MAiCO音楽教室主宰
トリプルオカリナ(トリプレットオカリナ)奏者
西村麻衣子