先日、オカリナレッスンの帰りに楽譜売り場に立ち寄って目についた本、
「目からウロコのピアノ奏法」馬場マサヨ著
ペラっとめくった瞬間、非常に興味深いことが書いてあったので買いました。
日本人と西洋人で、日常的動作での使う筋肉が違うことが最初の方に書かれており
日本人は、たとえば食事をするとき、茶わんをもって、自分の方に寄せて食べる、
西洋人は、食事をするとき、皿は置いたまま、スープも外側に向けてすくって食べる、
日本人は歌で思いを込めるとき、こぶしを握ったりして、前にかがみがちに歌う、
西洋人は、手を開いて外に向けて解放するように歌う、
など、
それは、使う筋肉自体が違っていて、
日本人は体の内側にある屈筋を主に使い、西洋人は体の外側にある伸筋を使うことが多い、とありました。
ピアノは西洋の楽器なので、屈筋を使って弾くよりも、伸筋を使って弾いた方が楽に弾ける。
うーん、なるほど、とちょっとやってみると、
あれあれ、弾きやすい。
ピアノの先生や、
オカリナの先生に、
真面目、固い、と言われてきたのは、屈筋を使っているからだ、と気づきました。
先生も、屈筋伸筋と認識されていなかったのでしょうが、
どちらも海外でお勉強されているので、体で得とくしたのでしょう。
まだ本は読んでいる途中ですが、では筋肉の使い方を、どうやって子どもたちに教えていくか、が課題ですね。
ただ、思い出すに、娘がバレエを習っていた時代、
先生で、体の筋肉の部分を外からチョイチョイと触って、
そうされると子どもは意識的でなく反射的にそこの筋肉を使う、というのを何度か目にしましたので、
チョイチョイと触ってみようかな。
と思って、今日は子どもの腕をチョイチョイ、つっつかせていただきました。
そうすると、見た目にも、聴いた感じからも変化はあるような感じです。
今度馬場先生の講演もありますので、ピアノ科の生徒たちのためにも、
また、オカリナやフルートの奏法にも応用できるものなのかどうか、
しっかり学んで来ようと思います。