昨日入会された生徒さんは、
小学校高学年の時にブラスバンドでフルートパートになったのが縁で、
おじいちゃまにフルートを買ってもらいました。
しかし、それも中学までで、その後8年ほど吹くことがなかったそうです。
社会人になって落ち着いてきたので、再びフルートを習いたい、と、
MAiCO音楽教室に来てくださいました。
フルートを拝見すると、あら珍しい、KAWAI製。
カワイのフルートがあったとはびっくりでした。
ネットで調べてみると、中国で作っていたものはあったらしいけれど、
楽器にはMade in JAPANとあります。
管体もシルバー。
小学生に買い与えるフルートと言うと、良くても頭部管のみシルバーのものが圧倒的。
おじいちゃまはお孫さんに期待して、ずいぶん奮発されたのですね。
ということで実際に、フルートを吹かなくなってからというもの、
もったいないもったいないとおじいちゃまは言い続けて来たそうです。
さて、このフルート、タンポも色あせてコルクなども劣化していましたので、
この際メンテナンスをすると生徒さんもおっしゃったので、
東海市のカワベフルート工房に持ち込みました。
カワベさんも、
37年間この仕事をしているけど、これは初めてだ~と驚いていました。
カワイ製で中国製のものは見たことあるが、
キーカバーが、ミヤザワ製だね、、、、としげしげ。
メンテナンスは、タンポ全交換で、すべてメンテしてもらって、45000円+税。
別で、新品のようにピカピカに磨いてもらうと追加10000円+税。
ということで、約58000円で、おじいちゃんが買ってくれたフルートはよみがえることになりました。
今年は発表会に間に合いませんが、来年は、おじいちゃまに、ピカピカフルートを演奏する姿を見ていただきましょうね!
さて、別のフルートの生徒さんは、ピアノの調律師さんとの良いご縁がないのです、と先日洩らされました。
お子さんはコンクールに出るほどピアノを頑張っていらっしゃいます。
今あるピアノはお友達から譲り受けたもので、ご自身のピアノを処分して、お友達からいただいたものだそうですが、
譲り受けてから、毎年調律をしているのに3か月もすると音が狂うのだそう。
毎年のように調律師さんが変わるのですが、満足のいく調律ではなかったとのこと。
うちのピアノの調律師さんが、とっても評判がいいので、紹介させていただくことにしました。
悪質な調律師と、自分との違いについて、毎度熱く語る時間が設けれる、アツイ方なのですが、
やはりかなり狂いに狂っているため、4時間ぐらいかかる、値段も4~5万かかる、と最初に言われたそうですが、
大切なピアノがよみがえるなら・・・・とお願いされました。
で・・・・
いつも調律の様子をよく眺めているのですが、
そこまで開けて、そこまでいじるの???と驚かれるほど、いろんなところを直しまくり、調整しまくり、
そして・・・・
途中から、聞こえてくる音が変わったそうです。
その瞬間、年長の息子さんが、
「グランドピアノの音に変わった!」と叫んだほど。
シメの音確認に、お決まりの「愛の賛歌」を激しくかき鳴らして終了(←これ、毎度です、笑)
蘇ったグランドピアノにかかった時間が4時間半。
費用は35000円ほど。
「これで50年も60年も使えます」
と胸を張られた調律師さん。
ただ、問題は・・・
推定年齢70代。お弟子さんナシ。(ってか出来ないっていうか)
お願いだから、弟子育てて!!!