子宮頚がんワクチンについて | 憂目に咲く花になろう

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神様が私に子宮頚がんを与えました。この試練の向こうには、きっと大きな煌めきが待っている。
その強い確信と溢れる想いを、言葉と祈りに込めて。

世界五大医学雑誌のひとつ「ランセット」に掲載されたイギリスの論文。

「12〜13歳で接種した学年は87%子宮頸がんのリスクを減少」え?そんな高確率で!?

12〜13歳で接種した場合、87%も浸潤子宮頸がんの発症リスクを減らす効果が示されたとこのと。

日本では毎年約1万人が新たに子宮頸がんにかかり、約3000人が亡くなっています。
それがここでは、1995年以降に生まれた女性の子宮頚がんが、ほぼ撲滅すると書いてあるわけです。

性教育も然り、日本という国はこの手のことに着手するのが遅い。予防できるのに、多くの女性を子宮頚がん化させているのです。


ワクチン接種についても、親御さんの考え方も影響するのかもしれません。HPVウイルスについては何となしに知っていても、ウチの子はまだまだそんな事しないですから、と見て見ぬフリをする親御さんが一定数います。初潮についての話もタブー視で、その時に話せば良いと。


奥ゆかしさや恥じらいは日本人特有の美学なので否定はしませんが、命に関わることや身体ことに関しては隠し事ではなく教えてあげないと、ただ子供が不安になったり親に打ち明けられなかったりするものです。


子宮頚がんワクチンも、小6程度の女の子から始められるものですから、ワクチンを接種する意味を伝えなければなりません。
少しは抵抗感もあるでしょうが、子供の心身共の成長を親が認めてワクチンを勧めてあげるだけで、お互いに向き合うことが出来るのではないでしょうか。

感染してから前がん病変を経て子宮頸がんになるには数年かかり、このワクチンの本来の目的である子宮頸がんを防ぐ効果を観察するには時間がかかるからこそ、低年齢で接種することを推奨しているわけです。
確かに副反応も心配ではあるけれど、早期発見でも全摘という手段しかなくなった場合、妊娠出来なくなるというのは、若い女性の未来を奪いかねない。そう思うと、打たないリスクの方が高いかなと考えます。

少なくとも、私の経験をさせたくはないので、私は娘にワクチン接種の意味を伝えてから、接種を勧めたいと思っています。