ついてくる男
毎日毎日嫌になるくらい暑いですね
今回のお話は番外編です
大学生の終わりの頃に遭遇した怖かった話
夏に近づくにつれて、
変な人って増えませんか？
暑くなると開放的な気分になってくるんですかね。。
あの日はビアガーデンか何かで飲んでて
調子に乗って飲みすぎてしまって…
間違えて電車逆方向に乗ってしまったんです
で、席に座れたもんだから寝てしまって
気づいたら終点の駅に。
もう終電もない時間だったので
やってしまった〜となりながら、
幸いにもタクシーで帰れなくない距離の場所だったので
タクシーに乗ろうと電車を降りたんです
そしたら、突然後ろから突然声をかけられて
けっこう酔ってるみたいだけど大丈夫？
見ると30歳くらい？のスーツ姿の男性が
え、酔ってるみたいって
この人私のこと電車の中で見てたのかな？
怖いと思った私は
大丈夫です〜
と足早にその場を去りました
タクシー乗り場に着くと、
時間帯的に同じように終電を逃した人が
たくさんいるようで乗り場は少し列になっていました
一番うしろに並んでいるとまたもや
同じ男性から声をかけられてびっくりします
終電逃しちゃったの？
俺もなんだよね
まさかついてきたのかな、と訝しくも思いましたが
あの電車に乗ってたってことは同じ境遇かと納得がいったので
まぁタクシー乗り場にいても違和感がないかと思ってしまいました
見た目は普通に人の良い感じで
電車降りた直後に突然声をかけられたときよりも警戒感が緩んでいたと思います
それでタクシーを待ってる間、世間話をしていたら
もうすぐ自分の番というところで
方向どっちなの？
と、聞かれ
素直に自宅の方面を言ったら
あ、俺もそっちなんだよね！
一緒に乗らない？タクシー代払うし
…ここで金欠大学生の悪いところが出てしまいました
タクシー代払ってもらえるならいいかな…
と。
これか誤った選択でした。。
怖い目を見ないと学べないものですね。
タクシーに一緒に乗り込んでしばらくして
私は気持ち悪くなってしまったので
車内で変なことをされることはありませんでした
でも、その後が怖かったんです。
家が近づきます
自宅に寄せてもらうのはさすがに嫌だと思い
最寄り駅で下ろしてもらいました
そうしたら方面だけ一緒だと思ったその人も降りてきて、、
え、絶対ここじゃないですよね？
いや〜心配だから家まで送るよー
大丈夫です。
お帰り下さい。
歩きながらそう押し問答しますが、全然諦める気配がなくて
足早に歩いて振り切ろうと思ったけど
ずっとついてきて
どこまでついてくるんだろうと怖くて怖くて
路地裏とかに引き連りこまれたらどうしようとか
心臓がバクバク
もうほんとにヤバイと思ったところで
これ以上ついてきたら大声出しますよ
ここ実家近いので親が出てくると思います
と牽制したら、やっと諦めて舌打ちして帰っていきました
家に着いて鍵をかけたところでようやく安堵しました
でもこれ、口で言って諦めて帰ってくれたから良いものの無理矢理手とか引っ張られたらどうにもできなかったですよね、、
相手からしたらタクシー代払ったしワンチャンというの絶対あっただろうからタダより怖いものはなしで、
安易に払ってあげる、の誘いには乗らないようにしようと肝に銘じました
夏は変な人湧いてくるから皆様、
熱中症も変な人にもお気をつけくださいませ。
暑い日は冷たいもの食べて涼みましょう
