昔、俺が精神科に入院していたときダイエットしていたのは好きな人がいたからです。女性を好きだと思って告白した人は人生で2人だけ、告白はされたこともあるけれどそんな大人数ではないし、据え膳食わぬは男の恥ってヤるだけの最低人間にはなりたくないから適度に間隔を空けて交際した。ま、別れる原因は1人以外全員相手の浮気です。

 

既に×2の俺でしたが、3番目に結婚したい女性は札幌にいたときに出逢った子、8歳下同じ星座で煙草と酒とカラオケが好き、めちゃ綺麗で可愛いしスタイル抜群で胸も大きく痩身、もう芸能界に今でもすぐに入ってすぐにでも主演務められるくらいの女性。

 

出逢いは部下の紹介でしたがそのうち2人だけで会うようになり、どこかで食事して雑談してたら「やっぱ男って胸?痩せたから今Eカップなんだよねー」って痩身ながら胸が大きいことをわざわざ俺が聞いてないのに暴露するな、てかお前と一緒にいた何年もの間に俺らは手を繋いだことはあるけどキスすらしてないんだ。

SEXなんて可能性は0だろ、お前の胸が大きいことと俺になんの関連もないわ‼ってプチ怒りw

 

そして冬を迎えて俺らはすすきの界隈で食事し酒を飲んでた。俺らが夕飯食べた後にここで解散しようってタクシーを2台呼んで、お前がお先にって言うから千円札2枚彼女に渡して「気をつけて帰りなよ」って紳士気取りでタクシーに乗ろうとしたら凍った路面でコケて滑ってタクシーの下に滑り込んでしまい、彼女は腹を抱えて大笑い💧

彼女はめちゃくちゃ笑い続けるし俺はスーツにコートだったから車の下から脱出するまで大変だった、でも脱出したらしたでそれでも笑い続けてたからもう笑うなって言うと、ごめんねーでもマジこれ伝説だわって笑いながら言う、タクシーの運転手もさすがに口は挟まなかった。

 

性的関係がない大切な人って間柄かな?まあボケとつっこみはいつも俺らはそう、大体俺がボケて彼女に突っ込まれる。でもいつの間にか共通の友達にもタクシーの事件のことを話したらしく、俺はしばらく笑いものだった💢

3週間言われたな、週末にいつも二人で飯食いにいって彼女が酒を飲むと絶対にそのことをネタとして笑う、一人でつぼにハマって大変よろしいことですわ、思い出し笑いだからいいんじゃない?まあ俺の失態を彼女見せても気を使う相手ではなかったからいいけど、俺は紳士なりそこないのとある会社の責任者、彼女もとある会社の責任者。ただのサラリーマン男女です。

タクシー代だって二人ですすきのから同じタクシーに乗ってお前のマンションについた時の金額は知っているから、タクシー代だって分かってる。

 

そしてとある日に2人でカラオケに行ったら、歌う前にいきなり俺にプロポーズをせがんできて突然の問いに答えをどう言えばいいのか分からず考えた。俺らは恋人ではない信頼関係が100点満点なだけ、彼女がなんで俺にそんなことを聞くのか?好きだけど恋人にはならない俺らだ、彼女を口説いたことはないタクシーの中で手を握ったり、握らなかったりで宙ぶらりんだったから、一応ありきたりな言葉を言ってみました。彼女はうーんだめだめと言いそれで終了💧あとはカラオケしてたw

恋愛関係にもなってないのにいきなりお前と結婚したくてプロポーズせよって、ミッションインポッシブルかいっ‼💢

 

今なら言える「俺はお前を愛してる、どんなときでも命を賭けてお前を完全に守りきる、だから俺と一生一緒にいて欲しい」と。

 

言えなかったな、結局。

彼女が俺に対して今の会社を退職するからその日の夜に会いたい、そう言ってきたことがあったね。お前も会社都合であちこち転勤させられてた、だからもう辞めたかったんだろ?

俺が札幌で転職先に困って実家で探し、面接予定日が彼女が会いたいっていた翌日だから行けなかった。

新しい部署に転属しても必ず俺らは転属先初日の夜に会っていた、まあ元々出逢ってからは週末には毎週会っていたけれど、ホント根はさみしがり屋で怖がりで精神的にもろくて厳しい事を言えない優しい性格。俺には強気な一面を見せていたけど、お前が退職するときに上司か誰かに言われたって言葉を俺は今でも覚えてる。

 

「君はよく頑張ったな、転属しても新店出店にしても管理職からスタートだったから知らない部下を持つことになるし、性格的に強く言えない君は長続きしないと思っていたが、ここまで頑張れたことは凄いなよく頑張ったな」

 

今の職場を辞めるから最後の日に会いたいと言われた、その日に俺はやっぱり彼女のところに行けば良かった。彼女が退職を決意した要因のひとつに俺が札幌からいなくなったということ、何があっても俺がいつも傍にいたし彼女は不安で押しつぶされそうになっても俺が常に傍にいる、電話かければタクシーですぐ来る。その安心がなくなったからだろ?転職ではなく退職だ精神的に限界を超えても仕事が終わったら俺が近くにいるから頑張れたんだろう?週末に会うのはお決まりだったからね。

俺がいなくなり限界をしのぐための支えがなくなったから振り回されてストレスが大きい職場を辞めようとしたんだろう?

 

俺は愛してたよ、だからお前と過す週末が楽しみだった。その間彼女を作ったり妻を迎えたりしていない、お前がいたからだよ美しくもろいガラスのようなお前を支えるために無駄金を一切使わず貯金していたから。

俺がいないとダメだったんだ、あの日は特別だったんだ。

ごめんねひとりぼっちにさせてしまって。お前の気持ち分かってる、職場の人に言われた「長続きしないと思っていたが、ここまで頑張れたことは凄いな」だよ。お前が辛いとき悲しいとき不安なときどうしようもなく上司になったけど優しすぎてもろい、俺がいたから続けられたんだって、言ってたじゃん転属で初出勤のとき近くにいて欲しいって。俺らは何年一緒にいたと思う?毎週末に会ってただろ、俺らは仕事帰りにどこかで夕飯食べて飲み屋行って騒いで帰る、でもまた仕事の日になると実績挙げなきゃって焦る、薄いガラスのように何かの拍子で割れてしまうほどお前はもろいんだ。支えを失って限界を超えることができず退職したんだろう。

 

一緒に酒飲みにいったら朝8時までメンパブで2人で飲んで、ボトルが切れたから俺が頼んで彼女の名前でキープしといて、逆に俺が着たときに彼女のボトルがあったら飲むからと恋人では無いけど周囲公認の仲、ホント仲が良かった。

映画に誘われたときは俺はトイレに近いから基本的に映画はTVで見るから断ったけど、今思えば二人で見ておけばよかった。でもまさか札幌から実家に帰り就職先の面接予定日に彼女が今の職場を退職するから来て欲しいと言われたけど行けなかった。

 

彼女は仕事の日でももし会いに来てくれるならその日休みとるからと、俺がいないと押しつぶされてしまう繊細さがある。ホント俺が札幌できちんと転職できたらきっと彼女が妻になっていたと思う。俺らはさまよっていたんだお互い足りないところを補完し合ってたんだ、俺らは2人で1人として合体したあと同じレベルになって2人に分離し、彼女の繊細さと俺の力強さを半分ずつ共有してどのような状況でも戦えてきたのだと思いました。

おねだりする可愛い顔(カラオケで俺に歌って欲しい歌を俺が知らなくて、次の週末までに歌えるようになってという無茶ぶり)、断ると不機嫌な顔、すぐに仲直りして俺も彼女も両思いだったんじゃないかなって思う。

でも俺が札幌で就職できず実家で就職出来る場所を探していたから、彼女を幸せにするにはあまりにも田舎すぎて彼女には似合わない街だった。

 

国家試験受けるときも俺も同じ資格を取るつもりだったから、教材そっくり彼女のマンションに送った。今で言う宅建士の試験、彼女は泣きながら一生懸命勉強して一発合格した、銀行の受付に就職するって言っていたけど、国家資格持ったから融資のほうかと思うけど。

彼女は俺を待っていた、でも俺は実家に戻った、2人で撮った写真はない。3人目の妻と結婚するときにお互いの過去を捨てるという条件で結婚したから。

だからデータを消さざるを得なかった。だが、俺はまたかと思うほど浮気されて一生会うことはなかった。妻も恋人も浮気して消える。だから、お前のことだけずっと覚えてるんだ。

 

彼女は俺と同じような性格、だからこそ1ヶ月に何度かはケンカしてたwまあその時仲裁役になってくれて俺達を応援してくれる女の子がいて、彼女と俺の言い分を聞いて仲良くなれるよう根回ししてくれたり、相談に乗ってくれたりする女性はいた。かつて彼女の部下で彼女が転勤するから、お世話になっている分お返しはちゃんとしていた、ノルマにも付合ったし。

 

彼女は笑顔が可愛くて、仕事中にこっそり抜け出してきて、全面禁煙の場所でこっそり2人で路地裏に入って煙草吸った、煙草吸いたいけれどここは禁煙で吸えないからって。

仕事中でしかも責任者なのにほったらかして裏路地で俺と煙草吸う女は他にいないよw

 

誕生月が同じだからプレゼント交換したり、Xmas何食べたい?って聞いたらケンタッキーフライドチキンってマジ安上がりな女だよ。お前がコーヒー好きでスタバで豆買おうとしたら10円足りなくて「ごめん、10円恵んで!」って、お前みたいな美女がたった10円をねだるって普通なら袋ごとねだれよ、自分の姿見てないのか?って思うほど美しいのに庶民的すぎ。お前がこの豆欲しいなって言ったら男は100%買ってくれるよ。

そうそう、退職して再就職するまでの期間はもやしを買って食べてるって言ってた、安いし栄養価はある。手抜きしたくないのか節約したいのか分からないけど、料理するとなったらめっちゃ調べていいなって思った料理を作る。俺は数年間毎週会っていたけど恋仲ではなかった、でも限りなく近かったな。お前が不安な日がくると必ず俺に電話かLINEしてくる。俺だって仕事してる。でも早上がりは職場が士業だから面倒くさいので営業であそこにいくので直帰しますって言って、お前がいるところに行っていた。

 

あれからかなりの年月が過ぎた、引く手あまただろうからもう結婚し寿退社しているだろう。まあ悪い男に騙されないようにね。

メンパブでカウンター席に二人で座ったとき、元カレを見つけてこいつー💢って言ってたけど、ふと真正面に椅子を向けたら隣には俺がいるからすぐ忘れたみたいだし。お前が不安なとき辛い時、騒ぎたいとき俺らはいつも2人きりでいたんだから。

幸せになりなよ確か愛犬飼ってたかなマンションで、猫だったのかもう記憶ないけど今幸せならその幸せのままずっと生き続けて欲しい。

 

もし辛くなっても俺は電話番号もメアドも変えているし、LINEもブロックしてから削除したから俺への連絡手段はない。だけどもう大丈夫だからさ旦那さんがいるだろうから、旦那ではなくても恋人がいるんだろうから、彼氏にSOSしたらいいんだよ。男に甘えていいんだ、転属や新店の責任者になったときとかお前は優しすぎるから慕ってくれる部下もいるだろうけど、女はやっかいだからいきなり上司になったお前に対して反発する人間がいるかもしれない。

俺が札幌に住んでいたときはお前がどんなに凹んでも仕事が終わったら俺と一緒に御飯食べに行って、俺はお前が疲れてんなーとかムカついてることあるなとか表情とか雰囲気、話し方で分かるくらいだった。俺はお前がいつからその会社に就職したのかは知らない、でも年齢から考えて俺がこっちに引っ越す前くらいかと思った。お前が俺を大切にし頼ってくれたから俺は頑張れた、お前が辛いときはタクシーで向かった。職場の上層部は彼女の住所を当然知ってるけど、それ以外の人間でお前のマンション知ってるのは俺だけだ。だから近くでお前を拾って何食う?って聞いたら「だるまでジンギスカン食べたい」って言う。北海道民で知らない人はほとんどいない有名店だけど初対面でデート先で使う店ではない、しかも安いし二人でジンギスカンの匂いを吸収しながら食べて飲んで、じゃ次どこいくってなったときに二人とも焼肉臭かったね🤣

 

仕事で制服着ているときはやっぱ責任者なんだなーと思っていたし、私服になったらこれ以上綺麗になるなって思ったよ、交際してないのに俺と二人で焼肉の匂いプンプンで書店で手帳探ししたんだから。俺とお前でこれはどう?って色んな手帳探しては彼女に見て貰って、高橋の手帳が一番ビジネスではいいから勧めたんだけど、やっぱ女の子だね可愛いのと利便性両方あるやつを探した。手帳すら自分で買っていた、俺がプレゼントするって言ってもこれは私の仕事用だからって自分で払った。

にんにく二人で食べてにんにく臭くなっても構わないほど、俺らは本当に近い存在だった。

異動先といつから勤務か聞いてるから初日はすぐ近くにいたんだ。俺の仕事は会計記帳1,000件とそれが終わったら営業で出かける、だから直帰すると言っておけばお前が退勤する前にすでに会社の近くにいて暇つぶししていたし。

 

俺と彼女が出逢ってどのくらい一緒にいたんだろう?

お前が辛い時に俺へSOS出したらすぐに行った。まあ俺らは恋人にもならなかったけどね、俺がかなり年上だったし札幌にいないから多分もうパートナー見つけて幸せになっているだろう。

宅建士一発合格のお祝いもしなかったけど、もう俺がいなくても大丈夫だよね。

 

ありえないけどもし彼女が俺の現状を知ったら、彼女は愛車の黒い軽自動車でアクセルベタ踏みですっ飛ばしてくるかもしれない。彼女は仕事休んで入院してる俺へと面会に来てくれたしね、しかも俺が小説とか趣味で書いているって知ってるから、もらったのは本だった。めっちゃ遠回りになるけど一番でかい書店で俺の為に本を探し買って、俺のお見舞いにきてくれたんだから。

 

彼女には幸せになって欲しい、俺は幸せにできる余裕もないし。この年齢で無職になるんだから。

もし辛いって逃げ場のないところまで追い詰められたとしても、お前なら乗り越えられるこの言葉でね。

「とりあえず、今日だけ頑張れ」

「もう一度言う、今日だけ頑張れ。それ以外考えるなよ、お前に旦那も恋人も頼れる相手もいないときには俺が札幌まで行く。お前を助けに行く、だから今日だけ頑張れ」