沙羅の新しい職場
沙羅は、以前のような疲れはてた中年女性ではなくなっていた。顔ツヤもよくなり、目も輝いており、全体に光輝くオーラがまとっているような感覚だった。だから、パート先のみんなが新しい恋をしているの?何か美容について始めたの?と聞くようになってきたのだ。
前は、ほかのパート仲間のように、旦那の愚痴や噂話、年齢の不安など、話していてもため息しかでないような話ししかしなかったが、そんな話をする事もなくなっていた。
沙羅はもちろん快く引き受け、パートを辞める決断をした。今まで、自分にはなんの取り柄もない、パートぐらいしかできない女性だと思っていたが、今は夢がいくつも広がっている。自分のデザインした服が店頭に並ぶ、昔みた夢が今現実に叶うなんて。
沙羅は、鏡の前に立っている自分の顔をみるのが、好きなっていた。そして、その横には、妖精のさらの人形も置いてあり、改めて、さらを手にとり、感謝の気持ちが湧いてきた。その気持ちが通じたのか、また妖精のサラの人形の姿が本物の妖精のさらになり、鏡の中に入り、手招きをしています。
「さあ、みんなのところにいきましょう」
そう、さらに言われるがままに、沙羅は鏡の向こう側に行きました。
そこは、もうティファニーのお店で、エリザベス、イザベラ、シャーロット、リリィ、ミネルヴァたちが興奮して、ティファニーに事の顛末を話していた。もちろん大活躍野ティファニーの常連客の話も。ティファニーが言った通り、お仕置きという言葉か効果てきめんということも。
もうティファニーのお店は、光と闇を区別する境目もなくなり、たくさんの人が笑顔で訪れていました。ただ、闇のお客様がいなくなったら、お叱りバーはなくなってしまう心配があったが、その心配は不用だった。
「光の住人でも叱られたい人は多いみたい」とティファニーは、笑い飛ばしてくれました。
そして、闇が無くなった事へのお祝いをしようということになり、盛大なティーパーティーをやる事になりました。
その知らせを、お留守番組みのグレイスやエレーナ、エレノアに伝えにいくために、今度は森の方に行くと、グレイス、エレーナ、エレノア、たくさんの妖精や精霊や動物達が出迎えてくれ、エリザベスやイザベラ、リリィ、シャーロット、ミネルヴァの話にみんな夢中で聞き入っていました。沙羅も、一緒になり、その時のエピソードを話しました。
そして、盛大なティパーティーをやることになる事を話すと大盛り上がり、みんなそれぞれ支度すると準備にとりかかりました。
パーティーは森の中で、ピクニックのような感じでやるとのこと、グレイスは、森の住人達にその事を伝えに、花の妖精達とエレノアはティパーティーに飾る花々、エレーナと美の妖精達には、装飾品を、リリィはハーブティーを、ミネルヴァはそこで試したい薬草を、シャーロットは、スイーツの国からスイーツの調達を、ティファニーもお店からいくつかいろいろ持ってくることになり、エリザベスはパーティーになって大喜びして、何を披露するか考えてました。イザベラは、沙羅に、ティパーティーようのテーブルクロスを作ってくれるようにお願いされました。
みんなが楽しそうに準備している姿は、まるで魔法を使っているような風景でした。
沙羅は、イザベラに聞きました。
「私も皆さんのように魔法が使えるようになりますか?」
イザベラが答えたのは、沙羅の答えとは真逆のものでした。
「みんな魔法は使えないわよ。魔法を使ってるのは、それぞれの専属の魔法使いさん」
びっくりした顔をしている沙羅にイザベラは、つけ加えた。
「ちなみに、沙羅さんの専属の魔法使いさんはもうあなたのそばにいるでしょ」
イザベラが指刺したのは、妖精さらでした。
沙羅の手のひらに乗っている妖精さらは照れくさそうにペコリとおじきをしました。
「私の専属の魔法使いさん」
そう改めて妖精サラを見つめていると、また現実の世界に引き戻されていました。
沙羅はやはりパソコンの前で目が覚め、そこにはティファニーのお店のお手伝いを引き受けたお返事に追伸として、可愛いエプロンの制作依頼があり、ふとテーブルクロスのイメージと共にエプロンのイメージもできたのか、一心不乱にノートに沙羅はテーブルクロスのデザインとエプロンのデザインを書いていた。
…………………………解説………………………………
ごきげんよう❣️イザベラです。
明日が満月🌕のせいか眠いです🥱
皆さんいかがお過ごしでしょうか?
来月の22日は、新しい時代の幕開けです。
地の時代からようやく風の時代になります。
今までの常識が常識ではなくなる時代に突入します!
なんかワクワクしませんんか?
さて、本題に入ります!沙羅は、まさしく決断をして、新しい可能性にかけて歩き始めました。
今の退屈な状態から、一歩踏み出しました。
このコロナ禍、無謀にもって思う方もいるかもしれませんが、風の時代はまさしく個の時代です。
私らしく、生きていける人こそが、風に乗っていけるのです。素敵な時代ですよね😆✨💖
そして、魔法を使っているのは、魔法使いこなすことができる自分ではなく専属の魔法使いさんが魔法を使っている事!
この事を詳しく書いたのは、こちらのブログへ
https://ameblo.jp/mahou-2020/entry-12601184404.html
前回のお話しから読みたい方は