音声のほかに聞こえる雑音のことをさす。
この雑音だけを抽出する装置を「逆ラジオ」という。
自然的に発生するノイズを分析して地震を予知するというものだ。
「この逆ラジオのグラフは、先日の、沖縄地震の際に現地で記録したものだ。
俺は自分のオリジナル
逆ラジオ装置を開発したんだ。」
「すごいですね。」西は素直に感心した。
「俺らは無防備だ。こんなに発達した世界にすんでいるのに、たかが一度の大地震で
すべてが崩壊してしまう。」
「そうですね。それはよく分かります」
「俺らの世界を守るのが、この装置だ」大切な宝物を出すように装置を取り出した。
思いのほかしっかりとした装置だった。実は彼は機械いじりが好きなようで部屋の
至るところに、部品が転がっていたのだ、それを見ると彼が機械に対して相当
くろうしたのが分かる
「ところで、俺にはため口でいいからな。遠慮は無用だ。
俺もお前をパートナーと考えるから」
「ああ、分かった。」
「っていうか早いな。お前、本当は少しぐらい遠慮気味にはじめるもんだろ」
「まあな」
田島は笑いながら、小型冷蔵庫から、コーラを出して暖めはじめる
「これ飲みな」
「ホットコーラとはまた渋いですね」
「まあ、好きなんだ。」
その間に彼は装置をいじりながら、ノイズを拾い出してみる。
「いいか、この装置のすごいところは、世界のすべてのラジオのノイズを拾うように
設定をしたんだ。これまでの逆ラジオは日本のものは日本だけ、アメリカのものはアメリカ
だけというものだったら、これは違う。
インターネットに接続できるようにして世界のラジオをすべて取得できるようにした。
しかし、これが一個欠陥がある。致命的な欠陥だ。」
その欠陥を直すお前が。世界を救う一番の理由なんだ!
次回へ続く