「ああ、そうだ。つまり代々君の奥さんの家系は人とは違う
ウィルスを保持していた。そしてウイルスは体の中で徐々に
育ってゆき、その人ごとの能力となって発揮されている。
人によって発症の早さは違うが、脳にある力に不可がかかることで、
熟された能力が開花されるとふんでいる。不可とは、つまり
ある事故などで必要以上の力が脳にかかることで、それがきっかけになるはずだ」
、どうだ?ずばり奈津子ちゃんは事故で頭をぶつけただろう。」
「ああ、その通りだ。」
「奥さんも同じはずだ。」
「ああ」父が発言する。
「つまり、もともと脳に持っていたウィルスが体と一体になり
満タンになったときに、衝撃を受けて同時にはじけて脳が活性化させるというわけか。」
「ああ、そうだ。そしてその活性化された能力は、相手の脳に反応
させるほど強い周波数をおびえていて、脳の呼応機能が強化されるんだ。」
「脳の呼応能力か!」
「そうだ。通常、脳というのは単体で動いており、ここがそれぞれ
の周波数を持っているんだ。普通の人も呼応能力というものを持って
いるが、それは微量な程度だ。よくあるだと、価値観が一緒の人とか、
一緒にいると休まる人とか。あれはすべてこの能力によるところが多い。
しかし、奈津子ちゃんの能力は、周波数は及び数千万倍と思われる。
だからどの周波数もキャッチするようになり呼応により、治癒能力を
作ってしまうんだ。つまり、脳は外部の刺激により本来あるべき正しい
回路を自動的に生成してしまうんだ」
「脳そのものが自分で回路を作るよういなるのか。」
「そうだ。外部神経と心理状態が呼応する時にこれが生まれるんだ」
「。。。。」
私は言葉を失っていた。
「実は、奥さんの弾いた曲が残っていたので、病気のねずみに
CTスキャンをして十分に分析してから、音楽を一週間聞かせてみた。
すると病気一週間後に直った。そこでふたたびCTスキャンをしてみると、
なんと脳が肥大していたんだ。
そして病気の部分は消え去り、大きくなり強化されていたんだ。」
「ということはつまり何が言いたいんだ?」
「つまり、奈津子さんの曲を聞いた人は脳が活性化されて、
脳そのものが進化することで強い病原体にも打ち勝つような脳になるんだ。
そして自己能力を強化するんだ。脳そのものが肥大をしていくんだ。」
「そうか、つまり奈津子が直すのではなく。奈津子の曲に反応した人の脳が
強化されて自分で自分を直す力を強めるわけか。」
「その通り。」
「それで、納得出来た。サイキックというわけじゃないんだな。」
「ある意味超能力とも言える。普通の人には奈津子ちゃんほどの能力は
ないわけだからな。この能力は過去にも多く発揮されてきた。モーツァルト、
ベートーベン、みんなそうだ。しかし奈津子さんの場合はその能力が
飛躍的にすごい。それだけだ。」
「そういうことか」
「ただ、気づいているかと思うが、一つ大きな問題がある
それは急激に脳が肥大することで原因で膵臓に腫瘍が出来る。
そして砂田さんは、この能力の問題について話はじめた
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