第四章 第五話 何度この手を汚しても(5) | As lagrimas que a lua derramou~月が零した涙

As lagrimas que a lua derramou~月が零した涙

版権作品にオリジナル人物を入れての二次創作小説を載せてます。
『遙か』シリーズが中心です

「準備は、上々のようね」


「・・・・・・」


ジジッ・・・と暗闇にともる小さな明かり。

尋ねた者の顔も、尋ねられた者の顔もその小さな明かりではわからない。


「決して裏切らない。その言葉は信用に値する?」


「・・・裏切りは、ありません」


「ならいいのよ。すべては彼の言葉で決まるのだから」


口端を軽くあげ、返事を返した者へ近づく。


「すべては、運命のままに」


耳元でささやくと、すくりと立ち上がり

暗い部屋の中から出て行く。

残された者は、ぎゅっと拳を握り締め肩を震わせた。


























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あとがき

ここは、書かないと先には進まないので・・。

かなり短いお話ですが・・。

すみません。次からは早めに物語が動く予定です。