「準備は、上々のようね」
「・・・・・・」
ジジッ・・・と暗闇にともる小さな明かり。
尋ねた者の顔も、尋ねられた者の顔もその小さな明かりではわからない。
「決して裏切らない。その言葉は信用に値する?」
「・・・裏切りは、ありません」
「ならいいのよ。すべては彼の言葉で決まるのだから」
口端を軽くあげ、返事を返した者へ近づく。
「すべては、運命のままに」
耳元でささやくと、すくりと立ち上がり
暗い部屋の中から出て行く。
残された者は、ぎゅっと拳を握り締め肩を震わせた。
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あとがき
ここは、書かないと先には進まないので・・。
かなり短いお話ですが・・。
すみません。次からは早めに物語が動く予定です。