ODと副腎疲労症候群の関係は?
これ、私は専門家じゃないから科学的なことはわからない
でもでも
起立性調節障害(以下OD)が治って学校へ行けていたのに、しばらくすると調子の悪くなっちゃう子、多いです
うちの息子は中学時代、ODと診断されることはありませんでした。だって小児科に行かなかったから。
周りの不登校の子が、立て続けに病院でODと診断され、「成長するのを待つ以外、治療法はない。」と言われたと聞き、治療できないんならわざわざ病院へ行かなくてもいいわ と思ったからです。
中学校は出席日数は関係ないから、診断書もいらないしね。
頭痛や吐き気などはなく気分の落ち込みが目立ったので、中1の冬~中2は心療内科やカイロプラクティックの治療院に通っていました。
でも、病院へ行けば「起立性調節障害」と診断されたと思います。超低血圧だったしね。
そして中3で回復したと思われたのに……(ToT)(詳しくは息子の経緯をご覧ください。)
そののちの高1の秋に「副腎疲労症候群」という、納得できる病名にようやくたどり着いたのでした。
ODに関しては、このブログを見ておられる皆さんの方が詳しいだろうから、私からは説明する必要はないですよね。なので、副腎疲労症候群ってどういう病気か、当事者として説明してみます。そしてその違いや共通点など、一緒に考えてみませんか?
副腎疲労症候群とは
ODとの一番大きな違いは、副腎疲労症候群は日本の医学界で認められていない病気だということ。認められてないから、特殊な病院へ行かないと診察も診断も受けられません。たとえ特殊な病院へ行っても、健康保険は適用されません。検査もいちいち検体を海外へ送って調べてもらうので、時間も費用もかかります。
つまり、一般的な病院へ行っても絶対、「副腎疲労症候群」という病名はつかないということです。本当は副腎疲労症候群なのに、ほかの病気と診断されている可能性が高い方もいる、ということになると思います。
副腎疲労症候群と言えば、よく登場される東の横綱って感じのこの方
とても分かりやすく説明してくださってます。 (感謝して引用させていただきます。)
副腎は腎臓の上にある、ピラミッド型の臓器で、ストレスを打ち消すホルモンを分泌しています。
副腎が疲れてくると、このホルモンが出にくくなり、ストレスに対抗できなくなり、疲労やうつ症状が出てきます。
これを副腎疲労症候群(アドレナルファティーグ)といいます。
副腎疲労症候群になる理由
① 度重なるストレス
② 24時間続くストレス
③ 栄養バランスが悪い食事
④ 様々なストレス
M先生~、4つの内3つがストレスなんですけど…
要するに、副腎疲労症候群の原因は3/4がストレスなんですね。
ストレスって言っても、いわゆる「嫌な感じ~」の精神的ストレス(多分理由①) 現代人特有の24時間電気がついてる、環境的なストレス(多分②) そして、体内の異常からくる肉体的なストレス(④)
④について少し補足
体内の異常からくる肉体的なストレスとは
腸壁細胞が痛んで、十分に消化されない栄養分が腸の外へ漏れ出してるとか(遅延型フードアレルギーの原因)
食品添加物に含まれる化学物質や、魚などを介して食べてしまう重金属が体内に蓄積されてるとか(これも肝臓が元気なら体外へ排出できるのに…)から起きるストレスを指します。
これは自分では意識できない部分で、ストレスとしての自覚がないので厄介です。
副腎は抗ストレスホルモンのコルチゾールを分泌します。日夜一生懸命、ストレスから身体を守るためにがんばっています。
朝起きられるのは、このコルチゾールが朝8時に向かって大量に分泌されるからです。そのコルチゾールの分泌が悪くなると、脳が睡眠状態から覚醒せず、朝起きられません。
抗ストレスホルモンの分泌が悪くなるので、身体はストレスに打ち勝てず、色々な不調が現れます。
副腎はコルチゾールのほかにも、血圧を上げるホルモン・血糖を保つホルモン・免疫を保つホルモン・性ホルモンなど、様々なホルモンを分泌しています。
それらのホルモンがうまく分泌できなくなると、低血圧・立ちくらみ・低血糖症・風をひきやすい・生理不順・性欲低下などの症状が現れます。
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というようなことが書いてあり、
その中で見つけました。この記述!
血圧は副腎疲労の最重要の指標です。低血圧を起こす病態は他にもいろいろありますが、最もありふれた、しかし、最も医師によって見逃されているのが副腎疲労です。
特に起立性低血圧は殆どの場合、副腎疲労の徴候です。
先生、断言ですか?!
そして、副腎疲労症候群の症状
・うつ病や適応障害と診断されている
・朝起きられない
・立ちくらみがする
・何をしても楽しくない
・月経前症候群が強くなった
・物忘れがひどくなった
・忍耐ができなくなった
・花粉症、アレルギーがひどい
・とにかくつかれやすい
・毎日をやっとの思いで過ごしている
うちの息子も、ほぼ全部当てはまってました。(あっ、月経前症候群は除外ね)
ODの子との共通項目も多いですよね。
以上から、これは私の推論です。
ODと診断され大混乱の末、自宅療養したものの、本人も焦るし周りも悲しむ。結果、少し元気になった時点で、真面目なODっ子は周りの期待に応えようと学校にもどり、体力の限り頑張って頑張って、頑張り過ぎちゃって倒れてしまう。そうなった時点では、副腎は相当なダメージを受けてしまっている…。みたいな図が当てはまるんじゃないかなぁ~と
副腎疲労症候群の母としてはこんな感じでとらえているのですが、いかがでしょう?
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ここで、まひろからお願いがあります。
このブログを見てくださっている皆さんの中で、もしかしたら、うちも副腎疲労かも…と思い当たる方
というか、ODでも副腎疲労でも、病名にかかわらず、子どもが学校に行けなくて、つらい思いをしている方
お子さんに、とにかく無理をせず休むように、言ってあげてください。
無理をすればするほど、ストレスが増え副腎に負担がかかります。副腎疲労症候群であろうとなかろうと、ストレスがかかればかかるほど、副腎の負担は増えるんです。無理を重ねれば重ねるだけ、副腎の疲労はどんどん進み、ますます回復に時間がかかってしまします。
たとえ一週間毎日少しずつ学校に行けても、残り1ヶ月間休んでしまっては元も子もありません。
親の焦る気持ちが、ますますお子さんのストレスになってしまいます。
ODの子も、副腎疲労症候群の子も、総じて真面目で責任感の強いよい子が多いです。
そんな子は、何も考えずにPCやゲームばっかりしてるように見えても、本当はちゃんと自分のことを考えています。体調さえよくなれば、ちゃんと勉強を始めます。
夕方から元気だと余計、学校へ行かないことを責める気持ちが出てしまうかとは思いますが、お子さんが朝起きれず、学校へ行けないと言うのなら、まだ動く時ではないということです。
見守るのはつらいです。何もできないのはもっとつらい。
でも、我が子を信じてください!
一生懸命育ててきた、あなたのその時間を信じてください!
あなたの子どもなんだから、絶対大丈夫です!!
今苦しんでいる方のブログを見せてもらうたびに、お家まで押しかけて行って「ほっとちゃん♡」をして差し上げたい!!と思ってしまう私です…(^▽^;)
…想像したら怖いけど…( ̄_ ̄ i)
うちの息子に良かったから、誰にでも100%良いというものではないと思いますが、それでも睡眠導入剤を飲んで寝付くより、絶対「ほっとちゃん♡」の方がいい!って思っちゃうんです。
もちろん、そこは人それぞれですが…
皆さんと皆さんのお子さんが、一日も早く良い方に向かって行かれますように…
追記
しふぉんさんから、この記事をリブログいただきました
しふぉんさん、いつもありがとうございます