東京神田・神保町の古書店。
どうしても、今、名前が思い出せないが、昔、マックス・ウエーバーの
「儒教と道教」
を探していたとき、もう、卒論には間に合わなかったが、
かなり後になってから、「ようやく見つかりました」
と、わざわざ「はがき」で知らせて下さった。
他の人には売らず、
どこの、馬の骨だかわからない一学生のために。。。
この本は当時、結構、高価な上、なかなか入手が困難だった。
この古書店としての律儀さに感心!
非常に嬉しくて、忘れられない出来事だった。
今日、利用したことのある古書店から「古書カタログ(春号)」が
届いて、いつもながら、その数の多さと、値段の高さに驚く。
「サ-ンキャ」関係だと、5万5千円~1万円以上。
原典なら安いのに、「ヴェーダーンタ・サーラ」など、4万5千円
もしているので、驚き。
さらに、購入しても、訳語が難しく到底理解出来ない。
是非とも知っていただきたいことは、
実は、原典に近づくほど理解は、易しい。
何故なら、ヴェーダでも、ウパニシャッドでも、6つのダルシャナも
瞑想で見えてきたことが書かれていて、みなさんに、瞑想の
体験があれば、容易に理解出来ます。
一方、専門家の方の書かれる専門用語は、難しくて分かりません。
原典 → 翻訳(英・仏・独) → 邦訳 → これらの研究書
つまり、(左側)原典が一番易しく、右に行くほど、意味も取り違い
が多くなってしまいます。
何故なら、別の言葉に替わり、その人によって意味が変わる
からです。