ほとんど参照することはないが、日本での「バガヴァッド・ギーター」の
翻訳の中で、おすすめのもの。
選択の基準は、翻訳者が、サーダカであることが必須。
いずれも、各詩句の翻訳だけで、原文、語釈、訳者の「解説」はない。
ここが、インドとの大きな違い。
一番、信頼性の高いものは、高楠順次郎博士のもの。
文体は古いが、「印度古聖歌・全」に収録されている。
1.「聖婆伽梵神歌・奥義書・梵明・瑜伽教典・聖クリシュナ、アルジュナ
對話」
2.三浦関造著「至高者の歌」。
これは、著となっているが「ベサント訳をもとに、あらゆる英訳を参考に
して訳した」と書いてある。
3.熊澤教眞訳「バガヴァッドギーター」
下記のスワミ・プラヴァーナンダ、クリストファ・イシャウッド共編の
翻訳本。
従って、1を除いて、2.3.は英訳本からの翻訳ということになる。
日本では、訳者が、サンスクリット原文、語釈、翻訳、訳者の解説という
形で記述する、インドや世界のあたりまえのスタイルは、見られない。
目次訳を見ただけで、殆ど「ギーター」が理解されていないことが
分かるし、仏教を下敷きにして「ギーター」を読むことには無理がある。
結論として、結局、原書を読んだ方が早い。
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