南海の夏休み 一時帰国の途上、 ハワイ島 に立ち寄りました。 ハワイ島の東、 ハマクア・コースト にある オノメア湾 ・・・。 熱帯雨林の向こうに開ける海・・・、 人知れず 波が打ち寄せては引き、 地球の鼓動を感じました。 19号線から 4マイル シーニックドライブに入り、 途中で車を降り、 ジャングルを抜けて オノメア湾に歩いて下ります。
南加チェリー三昧! 農産物の豊かな カリフォルニア で、 季節の楽しみの一つは チェリー 狩りです。 南 カリフォルニア においては、 5月下旬から6月半ばくらいが シーズン のまっさかり。 以前 ワイナリー に連れて行ってくれた ロサンゼルス 生まれの ビーナ が、 今度は チェリー狩りに誘ってくれました。 ロス から約1時間半、 北 の エンジェルス の 山々を越えたあたりにある レオナヴァレー(Leona Valley) の ヴィラ・デル・ソル・チェリーファーム (Villa Del Sol Sweet Cherry Farms) に行きました。 南加は相変わらずの晴天。 たくさんの家族連れが ぞくぞくと集まる中、 ワクワク 感が高まります。 果樹園 (Orchard) の入り口では、 赤い バケツ を手渡され、 スタッフ が チェリー の選び方と 摘み方を教えてくれます。 まずは 赤く熟した実を摘んで 味見をしてみなさいとのこと。 そして実についている軸 (Stem) は、 木に残したまま摘むこと。 さらに軸まで欲しい人は ハサミ を貸すので、 ハサミ で軸を切ってください とのことでした。 いよいよ チェリー の森に突入。 1本の木にも 沢山の チェリー が たわわに実っています。 そんな木が4千本もあるとか…。 実に広い…、 そして食べ放題…。 甘い!! おいしい!! 最初に口にしたときの感動は 忘れられません。 思わず、 味見、味見、味見、収穫… っていうような順番で摘んでいたら、 チェリー でお腹がいっぱいに なってしまいました。 こんなに美味しい経験は 生まれて初めて。 なんと入場は無料だったし…。 時間の経つのも忘れて、 ひたすら食べまくりつつ、 広大な アメリカ は、 なんて大らかなんでしょう と感心してしまいました。 最終的に果樹園の出口で、 バケツ に収穫した チェリー を計りにかけて 清算する仕組みです。 収穫したチェリー の写真は 撮り忘れてしまいましたが、 バケツ に半分くらいを持ち帰り、 お友達にもおすそ分け…。 カリフォルニア の 大地のお恵みを 改めて 堪能した一日でした。
ハリウッドの「山城」 「山城」レストランからの眺望。 アメリカ映画産業の中心地 ハリウッドの裏手の山に こつ然とたたずむ日本のお屋敷…、 ここぞレストラン ”YAMASHIRO(山城)” です。 中に入ると、 日本人にとってはどことなく 異国情緒が漂う 異次元的な日本空間ですが、 そこが面白いかも…。 建物自体は本格的で、 1911年ドイツ系アメリカ人 バーンハイマー兄弟が 日本から宮大工を呼び寄せ、 自分達の邸宅として 建てさせたのがそもそもの始まり。 その後、第一次・第ニ次大戦を経て、 時には社交クラブになったり 士官学校となったりして生き延び、 1970年代に改装されて 日本食レストランになったそうです。 そんな”YAMASHIRO”は、 ハリウッド映画のロケにも 登場するそうで、新しいところでは 「キルビル1」や 「SAYURI」(Memoirs of a Geisha)の1シーンでも 使われたとか。 画像はお借りしました。 そんなわけで、 トレンディなスポット というわけでもないのですが、 いかにもハリウッドらしい レストランとして、 東京から来たお友達家族と 行ってみました。 丘の上にあり、 ロサンゼルスの夜景が一望でき、 ロマンチックな雰囲気があります。 しかしその日本食は… マッシュポテトの上に 焼き魚が乗っているような 斬新なもの…。 でも、 ハリウッド的エキゾチックに浸るには 面白いレストランでした。 山城の日本庭園のすぐ下では、 毎週木曜夕方5時から ファーマーズマーケット が開かれています。 野菜や果物はもちろん、 食べ物のブースもあり、 お酒も頂けます。 ジャズの生演奏を聴きながら、 ワインや生ビールを傾けて、 おしゃれなハリウッドのロコたちが 楽しんでいました。 「ヤマシロ」と言う名前は、 京都のお城から名づけたそうです。 日本庭園も散歩できます。 数々の映画のロケ地にもなり、 古くはマーロン・ブランド主演の 映画「サヨナラ」で登場。 この映画で ミヨシ梅木さんが日本人初の オスカー助演女優賞を 受賞しました。 Yamashiro 1999 N Sycamore Ave Los Angeles, CA 90068 (323) 466-5125
Alohaな休日 ラニカイビーチ ごぶさたしています。 久々のハワイのビーチです。 ここ数ヶ月、 日本やハワイからお友だちが 入れ替わりロスに遊びに来てくれたり、 我が家に入り浸ってくれたりした間、 ついつい ブログをサボってしまいました。 その分いろいろなところに出かけましたので、 撮り貯めたものをランダムに 紹介させていただきます。 まずは 我が家に約一ヶ月入り浸っていた ハワイ時代の友人Mちゃんと、 久々にオアフ島へ足を延ばしました。 カフクで立ち寄ったファーマーズ。 写真左上:“ハレベトナム”のチキンフォー。 右:カフク“ROMY'S”のガーリックシュリンプ。 左下:白木屋内のアズキ・スノー・アイス。 右:ラニカイジュース。 久々のハワイ… 変わらぬ優しさで迎えてくれたものの、 いつしかロスの乾燥に慣れ始めていたのか、 “む、蒸し暑っ!” というのが 到着時の感想。 東京からハワイに来ると “爽やか“と感じるのだから、 いかにロスが乾燥しているか、 そして東京が蒸し暑いことか…。 でも、お肌から考えると、 ハワイがロスと東京の中間で やっぱりほどよい湿度…。 また、 昼間は半袖でいても 夜になると冷えるロスと違って、 ハワイは夜も”ぬる~い感じ“で暖かく、 さすが”楽園“の雰囲気があります。 そしてロスと違って “のんびり”したところは、 断然、 癒されます。 そしてなんと言っても 地元の友人たちが、 毎日のように会いに来てくれたこと…。 その“Aloha”な優しさに 心が洗われました。 マヌヘアリイで見つけた財布。
まぼろしの温泉宿 南加のロスから、 目的地の北加・サクラメントまでは、 計算してみると最短距離でも 約650キロありました。 Avila Beach 一日で運転するのもキツイので、 行き帰り、 セントラル・カリフォルニア と呼ばれる中間あたりで 一泊することにしました。 Avila Beach サンタバーバラの海辺で ランチをしたあと、 さらに101号線を北上、 カリフォルニア観光局のHPより 目指すは、サンルイス・オビスポ という地域にあるという、 ま・ぼ・ろ・しの温泉宿 “シカモア”(Sycamore)です。 ロサンゼルスの トーランスという 日本の駐在員が多く住む 街に行った時のことでした。 小さな焼鳥屋さんで 女性店員さんと話がはずみ、 カリフォルニアで温泉に浸かりたいなら、 ぜひそこに行くよう勧められたのが、 そのシカモア温泉のホテル Sycamore Mineral Springs resort でした。 ロスに住む日本人には 隠れた人気を誇るようです。 ちなみに 温泉に浸かる習慣のない 日系人の方々に聞いても、 サンルイス・オビスポのことは知っていても、 温泉宿があることについては 知る人はいませんでした。 はたして カリフォルニアでも 日本のように、 ゆったり 天然温泉に浸かることなど できるのでしょうか…? ”Sycamore Mineral Springs resort”は、 緑に囲まれた山あいにあり、 そのまま山道を下れば すぐに 白いビーチ(Avila Beach)もあるという、 絶好の環境にありました。 ホテルの敷地 あらかじめ予約した 天然温泉バスタブ付の部屋は、 森の中の数部屋が連なる コテージ風の建物でした。 いわば露天風呂つき個室です。 左は部屋の入り口。右はテラスにある温泉。 ジャグジーバス型の 大きな浴槽が 各部屋のテラスに ついています。 蛇口をひねると、 硫黄のにおいがプンプンする 本格的な“硫黄泉”。 温泉に浸かりながら、マイナスイオンを浴びます。 「温泉ソムリエ」の ホームページを参考にすると、 おそらく“硫化水素泉” だと思われます。 だとすれば 「浴用の効能」は、 慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病、高血圧症、 動脈硬化症、痛風、便秘、筋・関節痛、痔などに効果あり…!? “あ~、極楽、極楽…” と温泉に浸かりながら、 ここはまた絶対来よう! と思いました。 ホテルの散歩道にあった朝もやにけむる川 鳥のさえずりを聞き、 木立を眺めながら、 お風呂から上がると 体はいつまでも ポカポカでした。 ふと気づくと、 銀製の指輪が真っ黒に…。 主人が言うには、銀製の装飾品は 酸化するので外すようにと、 風呂場に注意書きがあったとのことでした。 ホテルの敷地 もちろん朝も温泉に浸かり、 心身も爽快で、 再び北加への旅に 向かいました。 Sycamore Mineral Springs Resort 1215 Avila Beach Drive San Luis Obispo, CA 93405 Toll Free: (800) 234-5831 Local: (805) 595-7302 Fax: (805) 595-4007
サンタバーバラ 主人のサクラメント出張に 同行しました。 休みの日を利用して、 行き帰りの道中は、 セントラル・カリフォルニアに 宿泊しました。 世界は広い。 カリフォルニアも広大です。 ロスを出発し、 海べりの101号線を北上し、 約2時間半、 まずはビーチに面した サンタバーバラで 休憩をとりました。 エレガントで美しい家々が、 白いビーチから 緑豊かな丘に広がります。 なんと麗しい街並みかと思いきや、 サンタバーバラは、 古くから ハリウッドのスターたちが 別荘を構える、 アメリカのリビエラといわれる ビーチリゾートなのだと、 後になって知りました。 どこで昼食をとるべきか…。 とりあえず 心地よいビーチに感動しながら、 桟橋(ピア)を渡ると、 「スパイダーガニ、1パウンド$9、サラダ、クラムチャウダー付」 のメニューを発見。 これは安い! と思って、恐る恐る二人で、 「表のスパイダーガニのランチ・・・1つ」 と注文すると、 なんとカニが丸々1匹…。 あとで請求書を見ると、 結局カニの重さによる値段で、 その1匹は$24しました。 でも綺麗な サンタバーバラの海辺で、 ちょっぴり優雅なランチタイムを 過ごせました。
PRAY FOR JAPAN アメリカからのエール東日本大震災、福島原発事故は、アメリカでも依然大きく取り上げられています。そして東から西にいたる全米で、実に様々な支援の輪が広がって、現在でもますます活発に展開されています。ロスの学生たちが始めた“PRAY FOR JAPAN”、“HOPE FOR JAPAN”のリストバンド募金。一つ3ドル。ロサンゼルスでも各地で様々なチャリティ・イベントや“祈りと募金”が頻繁に行なわれています。中でも、パサデナやエンジェルス・スタジアムでは、いかにもアメリカらしく、ドライブスルーで募金が行われました。テレビでも広報したので、1箇所だけでも数千万円におよぶ義援金が寄せられたそうです。カリフォルニア州立大学ロングビーチ校の日本庭園で行なわれた“Japanese Disaster Relief Project”の記事(羅府新報)とりわけ、カリフォルニア州は、福島と同様、太平洋沿いに2箇所の原発を抱えると共に、“サン・アンドレアス断層”が縦断しているため、日本の対応をまさに固唾(かたず)を呑んで見守っており、メディアも敏感に反応しています。最後に、日本の復興にエールを送る声が支援活動とともに高まっていることについて紹介させていただきたいと思います。日本の被災者の秩序ある様子に称賛の声が上がっているのです。CNNテレビでは、「日本で略奪と無法状態が起きないのはなぜか?」との疑問に対し、「敬意と品格に基づく文化だからだ」と言っていました。そして「そういう人たちを進んで助けたくなる」とエールを送っておりました。またワシントン・ポスト紙は、日本が敗戦から並外れた発展を遂げたことについて触れ、「返り咲く力を持っている国があるとすれば、それは間違いなく日本だ」と指摘しました。「被災地での日本人の結束の強さや創意工夫の力を見れば、日本は臨機応変さも組織力も失っていない」と、復興にエールを送りました。このたび世界が日本に手を差し伸べてくれました。日本が見事復興を果たすことがその恩返しにもなると思います。祈り続けていきたいと思います。
日本への祈り…出典 distillery.s3.amazonaws.com被災者の方々の救済が一刻も早く進みますよう心からお祈りいたします。東北地方太平洋沖地震の ニュース は、カリフォルニア でもBreaking News (ニュース速報) としてリアルタイムで報道されました。地震国であるカリフォルニアでは連日このニュースで持ちきりです。津波が大地を走り、田畑や家屋や道路や車を飲み込んでいく映像を見ていて、これが日本で起こっているのかと思うと涙が出てまいりました。オバマ大統領 は「両国の友情と同盟関係は揺るぎなく、日本の国民がこの悲劇を乗り越える上で、立場をともにする決意は強まるのみだ」と語ってくれました。アメリカからもレスキュー隊が出発しました。世界も日本を見守っています。
ジャスミン と ラベンダー LOWE’S の園芸店に行くと “ピンク・ジャスミン” が 山ほど並べられており、 思わず その香りに釣られて、 まだ花の咲いてない 小ぶりな ポット を買ってまいりました。 ピンク・ジャスミン 我が家の通りに面した金網の フェンス に、 何か蔓(つる)性の花を植えたいな と思っていたのですが、 この “ピンク・ジャスミン” は あまりにも可憐なので、 上手く育てる自信もなく、 とりあえず小さいものを買って 様子を見ることに…。 私の ジャスミン への イメージ は、 もう少し丈夫そうなものだったので、 調べてみると、 ものすごく奥が深い…。 そもそも ジャスミン とは、 モクセイ科・ソケイ属 (ジャズミナム) の総称であって、 数百種類もあること。 しかも、 その学術的分類とは別に、 蔓性で香りのある花に “○○ジャスミン”と名づけられているものが いっぱいあるそうです。 マダガスカル・ジャスミン (ハワイ名カリヒ) そういえば、 ハワイ 時代の庭の フェンス に咲いていたお花も、 マダガスカル・ジャスミン (ガガイモ科キジョラン属) でした。 また、 いたるところにあった ピカケ (モクセイ科ソケイ属) も、 英名を アラビアン・ジャスミン と言うそうです。 そういえば 「普通のジャスミン は夜に香るけど、 ピカケ は朝に香るので、 レイ にするときは朝に摘むのよ」 と言われたっけ…。 いつも花の香りに包まれていた ハワイ のやさしい空気が 懐かしく思われます。 そんな香りに包まれた庭にしたいと思い、 ついでに、“ラベンダー” にも惹かれて、 紫のものと白のもの を買ってみました。 だけども、 ラベンダーもいろんな種類があって、 奥が深い…。 この紫のもの(写真上)は、 おそらくスペイン や 北アフリカ などの 温暖なところに分布する デンタータ・ラベンダー系 と思われます。 鋸型の葉っぱも特徴だそうです。 一方、 白い花の方は、 フレンチ・ラベンダー系 の ストエカスアルバ という種類 だと思われます。 とにかく これは香りが強かったので 買ってみたのです。 暑さには比較的強い と書いてあったので ホッ としました…。 ハワイ ではほとんど放っておいても 草花がよく育ちましたが、 乾いた気候の ロサンゼルス では どうか…? ものぐさな自分なので、 買ってから ちょっぴり心配しています。
和の食卓 ロサンゼルスには多くの日本企業が進出しています。 特にサウスベイと呼ばれる地域には 駐在員の方たちも多く、 日系スーパーもレストランも様々にあり、 日本の食材にも食事にも 不自由はありません。 ただ私の住む地域からは遠いので あまり行きませんが、 近いところにも日系スーパーは数店あり 助かっています。 そこでの買い物が 私の楽しみの一つなのです。 刺身の盛り合わせが高かったので、手ごろな値段の切れ端を購入。 日本にいたころは 意識もしなかった和の食事ですが、 日系スーパーで和の食材などを見ると、 やたらに挑戦したくなります。 カブと油揚げの煮物。器は陶芸を体験した時の初作品です。 そして、日本にいた頃よりも 和の食卓に凝ったりします。 アメリカで生活し、 改めてその有難さに 目覚めた感じです。 鯛のあら汁。 手作りのぬかずけを始めました。 北米、カナダ、メキシコなどに 進出している日本企業も多く、 日本メーカーの商品でも、 現地生産されているものは 価格も日本より割安です。 ”カルビー・アメリカ株式会社”のスナック。 カリフォルニアは 農産物も豊富で、 日本と比べて値段も安く、 日本と変わらない食材も手に入り、 とても暮らしやすいところだと 感じました。 冷奴、こちらはアメリカ系、トレダー・ジョーズで購入 そして、世界中の食材が 揃うのも魅力です。 チャイニーズ系のスーパーでは 野菜が安いです。 この日は新鮮な春菊を買い、胡麻和えに。 日本では何気ない和の食卓を囲んで、 やっぱり自分は日本人だなと思いました。