福岡出張の際に空き時間ができたので、福岡近郊を散策してきました。
地下鉄から直通のJR筑肥線で糸島市の 波多江駅 へ。
住宅街、田園を歩くこと約15分。
最初の目的地の 志登神社 へやってきました。
ここは、「太陽の通り道に造営された糸島唯一の式内社(糸島市観光協会)」とのこと。
由緒は看板をご覧ください。
鳥居をくぐり境内へ。
聞いたことのない鳥の鳴き声が聞こえます。
調べたら、声の主は カササギ とのこと。
東京では馴染みがありませんが、九州では広く棲息してる鳥のようです。
太陽とご縁がある理由は、夏至や冬至の日の出・日没の方角に深く関係があるようです。
境内には 太陽観測石 なるものも。
かつて天体観測に使われていたものでしょうか。
志登神社から200メートルほど離れた田んぼの真ん中には、岩鏡 と呼ばれる史跡があります。
志登神社と縁があるようですが、昭和20年の調査で 支石墓 であることが分かったそうです。
支石墓とは、縄文から弥生の時代に朝鮮から伝わったお墓の一形態のこと。興味がわきます。
ということで、次に訪れたのが 支石墓群 。
同じ志登にあるので徒歩移動です。
地面に埋没している巨石があちこちに。
国指定の史跡です。
志登散策を終えて波多江駅に戻り、筑肥線で福岡方面に戻ります。
次は、下山門駅 で降ります。
生の松原 を抜けて海岸線へ。
生の松原は、日本の白砂青松100選に選ばれている風光明媚な場所です。
やってきたのは、元寇防塁 。
鎌倉時代にモンゴル帝国が攻めてきたいわゆる蒙古襲来に備えた石垣です。
玄界灘沿いに20キロほど築かれ、その一部は現存しているそうです。
残念ながらこちらの防塁は復元されたもの。
それでもフェンスに囲われ触れることはできませんでした。
玄界灘を眺めてしばしのお散歩。
海岸線を往復し、次に訪れたのは 壱岐神社 です。
海を臨む鳥居がランドマーク。
鳥居をくぐり、社殿に続く参道を進みます。
途中で振り返ると、松原、鳥居、海という眺め。
ついつい歩を進めては振り返り、また進んでは振り返り。
徐々に海は遠く、鳥居は小さくなってゆきます。
道路をわたり、社殿に到着。
由緒は看板のとおり。
壱岐島との関係ははっきりしません。
これにて散策は終了。
下山門駅は壱岐神社のすぐ近くです。
再び筑肥線に乗り、福岡に戻りました。