脳みそをいくらかき回したって
もうドーパミンなんて一滴も残ってない
そんな乾ききった朝に
また無理やり引きずり出される
かつて誰かに届けようとした言葉は
吐き出した瞬間に凍りついて
今も床の上で冷え切ったまま転がってる
温め直そうなんて気力はとうに失せたし
もうボクの体温じゃ何も溶かせやしない
部屋の隅
剥がれ落ちそうな壁の裏には
アスベストみたいに
静かに肺を蝕む絶望がこびりついている
吸い込むたびに
ボクという存在が
内側から白く脆く崩れていく
足元に伸びる影は
いつの間にかボクより重くなって
冷たいフローリングに根を張る
死にたいって言葉すら
もう使い古された安物みたいで
口にする気にもならない
ただこの空っぽな容器を
誰かがそっと
窓の外へ放り投げてくれるのを待ってる
「大丈夫」なんて言葉はいらない
肺の奥で
まだ何かが崩れる音だけが
静かに続いてる