図書館の大魔術師には、姉妹編(?)があることをご存知ですか?
「図書館の見習い司書」という作品です。
ついに、その「図書館の見習い司書」を読みました~!
はまりにはまっている「図書館の大魔術師」の原点を見ることができ、とても楽しかったです!
このブログでは、3回に分けて、「図書館の見習い司書」について書きたいと思います!
なお、本文中「図書館の大魔術師」と「図書館の見習い司書」が一緒に出てきます。
読みやすさを考えて、「図書館の大魔術師」は「大魔術師」と、「図書館の見習い司書」は「見習い司書」と書かせてください。
「見習い司書」は、「大魔術師」の作者の林光さんの作品で、2014年5月号のジャンプSQという雑誌に掲載された、読み切り作品です。
内容的には、「大魔術師」を書くための習作といった感じです。
勝手な想像ですが、もともと林先生は「大魔術師」のような作品の構想を持っていたけど、図書館が舞台ということで読者がどれくらいいるのか、ニーズをつかみたいと思っていたのではないかと思います。
そこで、「大魔術師」のような壮大な物語を描きたいと編集者に相談して、では市場調査を兼ねて、一つ特別読み切りということで習作を出してみようジャないか!となったに違いありません。
(繰り返しますが、私の勝手な妄想ですよ!)
だから、物語の基本的な設定は、「大魔術師」とかな~り同じです!
何が同じかというと。。。
まず舞台が、なんと本の都アツファックなのです。
もっといえば、アツファック中央図書館が舞台なのです!しかも「大魔術師」と同じく、アトラトナン大陸の中心に所在しています。
だからこの作品を読むと、「大魔術師」の主人公シオがこれから向かう先であるアツファック中央図書館がどんな感じか、知ることができるのです!
そして「見習い司書」の冒頭には次の文が出てきます。
「本を護ること それ即ち 世界を護ること也」
・・・これ、どこかで聞いたことありませんか?
そうです、この言葉は、「大魔術師」の冒頭にも出てきますし、「大魔術師」の作品中でセドナも語っていた言葉ですよね。
「大魔術師」の基本コンセプトはすでに「見習い司書」で固まっていたことがうかがわれます。
「見習い司書」には、図書館の守護者を「司書」ないしカフナと呼ぶことも「大魔術師」と同じです。
そしてそして!主人公は誰だと思いますか~!?
なんと!
その名も、
シオ・フミス!
・・・えー!!?
シオ・フミス~?シオ・フミスって、もしかして・・・あの?
そうなんです、シオ・フミス。
「大魔術師」の主人公、シオ・フミスと同じ名前なんです!
と、ということは、もしかして、
「見習い司書」は、「大魔術師」主人公のシオが、いま受験しようとして頑張っているカフナに合格して見習いになった後のことを描いた作品ということですか~~!!?
・・・ということで、エントリーが長くなってきましたので、この後は次回の投稿とさせていただきます!
「図書館の見習い司書」は、正しくは「圕の見習い司書」と書きます。
「圕」と書いて図書館と読むというのは図書館の大魔術師ファンなら常識・・・でもないですね。はい、本当にくにがまえの中に書とかいて、図書館と読むのだそうです。
このブログでは図書館の大魔術師と書いていますが、正式には「圕」の大魔術師と書くのです。
脱線ですが、このブログのプロフィール画像は、この「圕」という文字をモチーフにして作りました!