さて、前回かなりのむちゃな締め方をしてしまって、大変失礼しました。
前回は、「図書館の大魔術師」(以下、「大魔術師」)の習作と思われる「図書館の見習い司書」(以下、「見習い司書」)の共通点を書き、最後に重要なことを頭出しして終わりました。
前回の投稿はこちら➡図書館の大魔術師 第8話の前に~「図書館の見習い司書」レビューその1
では、前回の頭出しの続きから始めましょう。
前回は、「見習い司書」の主人公の名前はなんと「大魔術師」の主人公と同じ、シオ・フミスであることを明かしたところで終わりました。
実は、「見習い司書」の主人公のシオ・フミスは「大魔術師」の主人公シオ・フミスとは別人です。
「見習い司書」のシオは女の子で、「大魔術師」のシオは男の子だからです。
顔も違いますし、ひたいの傷の有無を見ても、別人であることは間違いないです。
まぁ、そうでなければ、「大魔術師」がこれから書くことなくなっちゃうから、当然といやぁ、当然ですよね!
「見習い司書」のシオは、本が大好きなのは「大魔術師」のシオと同じですが、性格的にかなりおっちょこちょい。
正義感が強くまじめで几帳面そうな「大魔術師」のシオとは雰囲気がだいぶ違います。
「見習い司書」のシオは、そうですね、「大魔術師」のミホナにちょっと近いのかな。
なお、この投稿の中では、以後「シオ」といえば「見習い司書」主人公のシオをさすことにしますね。
シオは、カフナ見習いの立場でアツファック中央図書館に勤務しています。
配属先は「参照部」という部です。
一般に図書館の参照部はリファレンスサービスと呼ばれることもありますが、要は図書館利用者の調べ物の手伝いをする部門です。
図書館利用者は知りたいことがあって図書館に来るのですが、何をどう調べたら見つけられるかわからないことがありますよね。
そんな時、司書の人たちに相談すると、本探しを手伝ってくれるのです。
シオが配属された参照部も、そういったことをする部門のようです。
見習い司書は、3名程度でまとまって班を作ります。
班(作品中では「栞(しおり)」と呼ばれています)は見習い司書の行動の基本単位のようで、班ごとに仕事が与えられたり、試験問題が出されたりという、ある種の運命共同体のような感じです。
シオはとても本が好きで、読んだことのない本を目にするとすぐに気になり、一度読んだ本を目にするとまた読みたくなってしまうそうです。
それじゃ、図書館で働くっていっても仕事が手につかないですよね。。。
さらにシオはお人好しで、困っている人がいるとすぐに手伝います。
これじゃ、ますます自分の仕事が終わりませんね。。。
シオは、仕事ができないことで有名なようです。班でも、お荷物的存在。
物語は、そんなシオの性格紹介、仲間や上司の性格、職場の雰囲気などに触れていきます。
今回はこの辺で終わりにして、次回の投稿にて、物語のハイライトをレビューしますね。
次回もお楽しみに~。