建設業者 | 誇りを失った豚は、喰われるしかない。

誇りを失った豚は、喰われるしかない。

イエスはこれを聞いて言われた。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコによる福音書2章17節)

建築関係者のための月刊専門誌

 

「建築知識」という雑誌があることを本書を

 

読んで初めて知りました。

 

ここでは建築にかかわる37人に聞いた、

 

『仕事の流儀』が凝縮されております。

 

無骨な仕事論がなんともいえません。

 

 

 

 

 

今ではもう離れてしまいましたが、僕も人生の

 

一時期に彼等のような人間たちと仕事をともに

 

していた時期がありました。

結局、職人としては大成できなかったどころか、

 

作業員としても務まらなかった自分が彼らのことを

 

書くのは少々気が引けるのですけれど…。

本書は僕も初めて知りましたが、月刊専門誌

 

「建築知識」誌上で連載され、大反響を巻き起こした

 

“職人ドキュメント”の完全版だそうです。

取り上げられている建築関係の職人たちは見事な

 

『ザ・ガテン系』という表現がぴったりくるような

 

漢たちばかりで、顔写真とともに彼等のインタビュー

 

記事が掲載されているわけですが、ここに出てくる

 

37人の職人たちの殆どが自分の腕のみを頼りに

 

現場から現場を渡り歩き、『完璧な仕事』を求めて

 

日々黙々と作業をしていることが、文面からも

 

伝わってきました。

紹介されている職種も様々で、鳶(とび)、左官工、

 

塗装工、曳家(ひきや)、断熱材のウレタン吹き付け

 

職人、クレーンオペレーター…。

言葉を聴けば大体何をやっているのか想像つくもの

 

から、洗い屋、カーペット張り、宮彫師など、インタビューの

 

内容を聞いてなるほどなと思うものもありました。

 

あえて言ってしまうと、僕はたぶん、彼等と仕事を

 

することは、もうないと思います。

しかし、彼等の世界を垣間見たことで知った

 

『しきたり』のようなものや、そこで出会った人たちの

 

ことは、いろいろありましたが、総合的に見て、

 

よい経験だったと思っておりますので、自身の今後の

 

ためにも、後ろを振り返ってみたという意味あいと、

 

こうした『ものづくり』の現場に携わっている人たちが

 

少しでも報われれば、ということを願わずには

 

いられません。

 

 

 

 

 

 

 

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