本書は自動車メーカー、『スズキ』の代表取締役
会長である鈴木修氏による初の書き下ろしと
なった書です。
自らの来し方を振り返り、数々の苦境を乗り越えて
きた経験と徹底して現場にこだわり続ける姿に
打たれました。
本書は自動車メーカー、『スズキ』の代表取締役
会長である鈴木修氏による初の書き下ろしと
なった書です。
僕がこの本を読んでいたのは鈴木氏が2008年12月
11日付でスズキの代表取締役会長兼社長
(CEO&COO)となり、兼務ではあるが8年ぶりに社長職に
復帰したころのことであり、フォルクスワーゲン(VW)との
包括的提携を結んだことが話題になっていたことを
良く覚えております(なお11年9月12日にフォルクス
ワーゲンとの提携解消し、それについて鈴木氏は
「今回で懲りた」
と発言している)。
本書の中では鈴木氏が自らの来し方を振り返り、
数々の苦境を乗り越えてきた経験と徹底して現場に
こだわり続ける姿が率直な筆致でつづられており、
今思い返してみてもその人となりがストレートに
伝わってくる一冊だったことを覚えております。
鈴木氏は徹底した現場主義、現実主義者として知られ、
社長就任時に売上高3,232億円だったスズキを、
30年間で3兆円企業にまで育て上げたことは、
広く知られていることでございます。
本書のほかに著作はない様子なので、できることなら
あと一冊を所望したいところです。
俺は、中小企業のおやじ
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