研修生の浅野です。
実は今回のブログの主題はある「反省」です。
ここの所、講師から注意を繰り返し受けていることがあります。
皆さんは答えが予想できるでしょうか?
腕が未熟すぎて痛みが取れないから・・・外れとは言いませんが、今回は違います。
頭を使った施術をしていないから・・・これも当たりと言えばそうですね。
原因の探り方、技の選定、技の使い方、角度、力加減・・どれも施術にとって重要な要素です。頭を使った施術こそ、大事ですね・・・。
上記はすべてが未熟さから来るものと言えばそうですが、これ以外にも取っても大事な要素があるんです・・・。
指摘されているのは実は施術時間です。
あまりにも痛みを取り除いてやろうという欲が深いので・・・患者さんに痛みが残っていないかを執拗なまでに確認して、手が届く範囲で、出来る限り最後までやりぬいてしまうのです。
一見とても親切な対応のように思えるかもしれないですが・・ここに大きな落とし穴があるのです。
時間と言うよりもより本当のことを上げると「止め時が解っていないという点」です。この感覚がついていないのでとりあえずは施術時間という形で制限がかけられているのです。
とてもソフトな療法であり、基本となるよじれに対する情報もあるので、正確性も高い面もあるのですが、あまりに修正を掛けると、その場で痛みが取れても、体が修正についていききらずに身体にひずみが出て、修正による痛みが一定時間後に出ることがあります。部分的な治し過ぎによるひずみが出ることがあります。(身体にハリが出て、痛みがでてしまうのです。)
また、修正が過ぎると体が怠けてしまって、本来持っている自己治癒力が低下してしまう点もあります。本当は施術時の刺激に反応して、時間の経過とともに治癒力の作用で身体の状態が改善されていくのが、身体にとって最も望ましいのです。
講師曰く、「施術で最も難しいのは適正な時で施術を止めること」なのです。本当に分かっている方というのは目の付けどころがやはり違うのです。
技への慣れ、原因を探る勘所等も大事ですがまだまだ、経験を積まなくてはならないですね。本物と言える施術家への道のりはまだまだ、険しいのかもしれません。
私自身、共に研修を受け研鑽を積んで下さる方を募集しています。
対応可能な症状、症例、スクールの詳細については「まごころ自然整体研究所」のホームページでご確認ください。