前置き。
HSPとは、より敏感な人のことを言う。非HSPは、5人中4人くらいの大多数。
多数決だったら、HSPは負ける。
でも希少性なら、HSPは勝つ。
（本当は、勝ち負けではない。解釈の違いがあるだけのこと。）
HSPは、半意識的か無意識か、より細かく分析する。一つの出来事に対して、心の中でたくさんつぶやいている。セルフトークが多い。
前置きを踏まえて、本題。
「刺激」とは何か。
このテーマに興味をもつこと自体、おそらくHSPの特徴ではないかと思う。非HSPには大して関心のないテーマかもしれない。漠然としたものを、少しでも分析して、分かりたいとHSPは思うので、漠然とした問題に取り組む。非HSPからは「そんなこと考えてもムダだよ」と言われそうだ。でも深みのある考え事は、人生を有意義にすると思う。
唐突ですが、ここでクイズ。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
「刺激」とは、
A、外部からのきっかけ
B、内部（ココロ）で起こる情動
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
どちらだと思いますか。
大抵、【A、外部からのきっかけ】イコール「刺激」だと思っている人がほとんど。事故、災害、上司からの叱責、病気。いわゆる「ストレス」になる出来事。
でも正解は、「刺激」とは【B、内部（ココロ）で起こる情動】こちらが正解。もちろん、【A、外部からのきっかけ】が大きいほど、内部（ココロ）で起こる情動も大きくなる場合が多い。だから勘違いされがち。
じゃあ、内部（ココロ）で起こる情動って何？と思うだろう。それには3つある。仏教の言葉を借りて説明する。
1、苦苦（くく）
2、壊苦（えく）
3、行苦（ぎょうく）
【1、苦苦】とは、苦しいと明らかに分かる苦しみ。【A、外部からのきっかけ】で説明した、事故、災害、上司からの叱責、病気などを受けて、
この先、希望はあるのだろうか
なぜこんなことになってしまったんだ
どうしたらよかったんだろう
といったココロの動き。これは強い刺激になることは、説明しなくてもよく理解できると思います。
次に【2、壊苦】
壊れゆくこと。【A、外部からのきっかけ】の中でも、結婚や昇進、子どもができるなど、幸せなライブイベントも強い刺激を引き起こす。
こんなに幸せでいいんだろうか
いつまでこの幸せは続くんだろうか
大丈夫なんだろうか
これまでの生活は失ってしまった
といったココロの動き。外部からのきっかけだけを見れば、他人からは、一体なにが苦しいんだ？と思うようなこと。でも本人のココロは揺れ動いている。いまが頂点、あとは下るだけのような場面で起きる情動。実際に壊れているか、壊れていないかは実は関係なく、想定するだけでも刺激になる。
最後に【3、行苦】
続かない、変化するということ。無常。特に、生きているものが死んでいくこと。いつ死んでもおかしくない。たとえ健康でも、幸せでも、【A、外部からのきっかけ】が何もなかったとしても、
この先どうなるんだろう
死ぬってどういうことだろう
というココロの動き。実際に死ぬこと以上の強い刺激はないが、死んでいくことを考えるだけでも強い刺激になる。考えなければいい、というものでもなくて、根本的には死ぬのが怖いからこそ、事故も災害も病気も強い情動を引き起こす。
「刺激」とは何か。広いテーマだけれども、あなたのモヤモヤを解消する一助になれば幸いです。モヤモヤを解消するには、まず分類すること。「分ける」ことが「分かる」ことにつながります。
疲れやすいのは、ココロの中で情動が引き起こっているからだ、と理解するだけでも、「なんで何もしてないのに疲れるんだろう」と自分を責めてしまわずに済みます。HSPは、一つの出来事に対して、情動を引き起こしやすく、たくさんつぶやき、ココロは人一倍、動き回っています。疲れるのは当然。昔は疲れやすい自分、敏感な自分にうんざりしていました。でも私は最近、たくさんの感情をもっている自分が愛おしいとさえ思います。なんて深みのある、有意義な人生だろうと思います。
HSPの素晴らしさを、もっと知ってほしいなと思います。
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【最近あった楽しいこと】
秋の青空がきれいで気持ちいい
【最近感じたありがとう】
ネットで購入したものがすぐに届くこと。箱詰め、パンフレット作成、決算にどれだけの人の苦労があるんだろう。
【将来のわくわくする夢】
学校教育にメンタル授業が組み込まれて、講師をつとめること
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