私で言えば父親が、中学の時、私のことを否定し「それくらいで悩んでたら社会のどこに行ってもやっていけないぞ」と言いました。私は中学の部活で体罰を受けていました。
成人してから、うつ病になり「やっぱり社会のどこに行ってもやっていけない」と、父親の言葉が頭にこびりついて離れなくなりました。何かにつけてこの言葉が出てくる。
でも本当にそうでしょうか。
「社会のどこに行ってもやっていけない」と【思い込まされたから】うつ病になり、やっていけなくなったのです。
私が悪い
↓
うつ病になる
↓
社会のどこに行ってもやっていけない
【ではなくて!】
どこに行ってもやっていけないぞと脅される
↓
うつ病になる
↓
働けなくなる
の順なんです!
今振り返ると、「ふざけんな!」と思います。
親が子供にそんな言葉かけるものじゃない!
まして体罰でボロボロに傷ついているのに、「それくらいで悩むな」と追い打ちをかけ、さらに「社会でもやっていけない」と思い込まされる。
そんなバカなことを親がしてたんです。
はっきりいって、自殺しててもおかしくなかった。
この言葉をかけたこと自体は【親が悪い】んです。明らかに。それでも私が悪いと思い込まされているから、うつ病から抜け出せなくなる。
【親が悪い】とはっきり認めて、謝ってもらうなり、決別するなりしましょう。
しかし厄介なのは、そういう親に限って、【自分が悪いと認めない】さらに「親に向かってそんな悪い言葉を言っていいのか」と、【また罪悪感を植え付ける】んです。
最悪な親です。というか親として教育するスキルが低すぎる。自己弁護ばかりして、子供を言葉で殺している。
そんなバカ親に振り回されるのはもうこりごり!もうこれ以上私を傷つけんな‼︎
それで。ここからが大事です。
【これからの人生を決めるのは自分】
その親の言葉の魔術にかかって、いつまでも自立できずに、親を呪って生きていきますか?
それとも、親は間違っていたから、私は悪くなかった。私は自分の人生を歩むんだ、と決意して、親の言葉を乗り越えていきますか?
まだ親が悪い行為を認めないなら、そんな親とは距離を置いたらいい。もうさよならしたらいい。今まで肉体を死なせずに育ててくれてありがとう、でももうこれ以上言葉で殺さないでくれ。肉体は生きているが心は死にかけてる。だからさよなら。
そう言って親と距離を置いたらいい。
親不孝とか周りから言われても、気にしないこと。そういう人は、優しい言葉をかけられて愛情をかけられて育った人なんだから。全然親が違うんだから。
いくら「私の親も厳しかった」と言ったって、その人の親は言葉で殺すような人ではなかったんだ。
私の親は、言葉で子供を殺す親だった。実際に子供を殺す親は、刑務所に入れられる。言葉でだけでは刑務所には入れられないけれど、言葉で殺す親は、子供から孝行されるべき親でしょうか。敬うべき人でしょうか。
親がまだ罪を認めないなら、距離を置くしかないんです。自覚がないほど恐ろしいことはない。
虐待する親からは、子供は引き離されて保護されます。本来は保護して育てるべき役目を果たさず、逆に傷つけるんだから。そんな人は親とは言えない。ただ産んだだけ。
もう私は保護されていい。親から離れて、傷つかない人生を送っていい。私を傷つける人を親と呼ぶ必要もない。保護して育てるのが親なら、あの人は親ではない。ただ産んだだけの人。
私はもう、人間に生まれて生きているのだから、不要な人と関わり続ける必要はない。「親」という立場を利用して傷つけてくる奴に、関わり続ける必要はない。
もう決別して、私は私の人生を歩みます。