「死にたい」と思ってしまう時は―― | 自分を見つめてーー知りたかった自分【病気のままで、幸せになる】

自分を見つめてーー知りたかった自分【病気のままで、幸せになる】

HSP(敏感すぎる人) AC(アダルトチルドレン)
うつ病 & 自律神経失調症 について、悩んでいる人のために伝えたい。


苦しい。苦しくて死にたくなる時だってある。
でも大丈夫、あなたは幸せになれるから。


まず、今うつ病の人に、伝えたいことがあります。




「うつ病で苦しい中、よくがんばって、今日まで生きてきましたね。」




うつ病の苦しみは、うつ病になってみなければわかりません。


私だって、病気になる前は全然分からなかった。


こんなに苦しいと思わなかった。


いつ自殺してもおかしくない心境だった。




なにが悪かったとか、原因を特定することは難しいです。


いろんな因果関係が複雑に絡み合って起きている。


生育歴、


生まれ持った感度、


出会った人、


かけられた言葉。



これら一つ一つが、要因になっているといってもいいくらい、

原因は無数あります。


本人も周囲の人も、「気持ちのもちようだけで何とかなるのでは」

と思ってしまいがちですが、間違いです。


もし気持ちのもちようなら、それは病気ではなく、

一時的に落ち込むだけだろうし、

こんな奈落の底の苦しみは味わいません。



うつ病の場合、どんなに「死にたいと思わないように」

しようとしても、どうしても止められません。



仏教では、

心で思ってしまうのは「大象百匹に勝る」と言われます。


象は、仏教が説かれたインドで、最強と言われている動物です。


心で思うのは、百頭の象に引っ張られるよりも強い力がかかる

と言われているのです。


自分の力で押さえきれるものではないんです。




もちろん、セルフトークなど、自分で自分に言い聞かせることは、

とても重要なことです。コントロールできる感情もあります。


だけど、「死にたい」l気持ちは、

うつ病を体験した人は分かると思いますが、

噴水のように湧きでて、止まらなくなります。


押さえようとしても押さえきれない。


どんどん湧きあがってきて止まらない。


だから病気なんです。それが病気というものなんです。



それを、「また死にたいと思ってしまった。自分はダメだ。」

と思うと、余計に自分を追い詰めて、苦しくなります。


うつ病が回復してきたら、

「死にたい」と思う回数は、確実に減ってきます。


一日に30回思っていたのが、

半年後には一日15回になり、

一年後には一日1回になり、

一週間に1回、

一か月に1回、となってきます。




もし今、「死にたい」と思ってしまったら、

「今はそういう時期なんだ。だんだん良くなる」

とだけ言い聞かせて、


できるだけ休めること、気持ちが楽になること、

明るくなることを選びましょ。


それが回復への近道ですから。

大丈夫。きっと良くなります。
焦らないで、ゆっくりと。




焦って回復したように見えても、捉え方や体調、

脳の分泌がきちんと健康な状態にならなければ、すぐ再発します。


だから、再発しないように、時間をかけてゆっくりいきましょ。


休養は、絶対必要な時間なのですから。



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