突然ですが真綿ってご存知でしょうか
『真綿』というと

綿素材を思い浮かべるかもしれませんが

絹のものになります




 

普通の生糸は繭から糸をキレイに取り出していきます

数本を合わせ巻き取っていきます

 

 

 

 

ですが繭の中に二つのさなぎが入っていることが

ありこれを玉繭と呼びます

 

 

 

今回玉繭から真綿を作るため

美濃加茂市にある文化の森へお邪魔しました

 

 

 

 

昔、岐阜県の美濃加茂市では養蚕が盛んで養蚕試験場が

ありました

今は残っている養蚕場は一つだそうです

 

 

 

 

  玉繭とは

 

先ほども触れましたが

玉繭とは蚕の中にさなぎが二つ入っているもののことを指します

 

 

知識では知っていましが

玉繭は通常の蚕の1.5倍や2倍くらいの大きさがあり

パッと見て玉繭とわかります

 


(画像お借りしました)

 

 

年度によって玉繭の発生率は違うそうですが

2万個くらいの中の4000個は玉繭が発生するみたいです

(2~3%と言われてます)

 

 

 

 

玉繭は二つのさなぎがそれぞれ糸を出すため

糸が絡みあい、生糸がとりにくくなるため 

くず繭扱いになります




そのほかにくず繭はさなぎが羽化しかけたもの

途中で死んでしまったもの(黄色くなってました)傷や汚れがあるものは

くず繭となるみたいです

 

 

そのくず繭を生糸を取るのではなく

『真綿』を作ってました

真綿は布団の中身となったり、ねんねこになったり

しました

また『牛首紬』はあえてこの玉繭を使っておられる紬であり、その堅牢さが特徴となってます

 

 

 

  真綿のつくり方

 

(ここからは虫の画像が入ります)

 

①まず繭の口を開きます



まゆをすかすと頭の方が黒くなっているため

そこから少しずつ開きます

そうすると二個のさなぎとさなぎになる前のだっびした殻が出てきます。それを取り除きます



口を横にびよーんと開きます




それをくぎに掛けて



そこから下に伸ばしていく

これができます

これを10個の玉繭で1つのセットを作ります

10枚終わったら外して日陰で乾燥します

 

 

やってみて思ったことは

糸って切れないという事

玉繭なので二つの糸が交差してるので強いというのは

聞いていたんですが、糸が蛹から外すのに普通の縫い糸のようには切れません

結構な力を加えればきれます

繭の口を伸ばすのにもうまい下手がありますが

力がいる作業です

それをできるだけ均一に伸ばすのにも熟練の技が必要になります


私ではところでころに穴があきました

 






 

出来上がりはこんな感じ




ここから紬は糸を作り(紬糸)を織られていきます

(結城紬とか)

 

 

紬は昔は普段着の着物として

庶民の間に普及したものですが

作られるにはかなりの工程をがあり作られていることがわかりました

 

生産工程を学ぶと

より自分の着物に愛着がわきますね。



着物は深く知り出すと面白い。

これからも学んでその学びを生徒さんに

お伝えしたいです。



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