F1ブラジルGPは最後まで凄かった。
今日未明、最終戦ブラジルGPが行われたF1ワールドGPシリーズ。
最終戦を前に2位のF・マッサに7ポイント差のリードを奪い、初のチャンピオンに王手をかけたL・ハミルトン。チャンピオンの条件は5位以内の入賞であり、優勝してもハミルトンが6位以下にならないとチャンピオンになれないマッサよりも有利な条件でレースがスタートしました。
あいにくの雨でセーフティーカーが入ってスローペースで展開される中、マッサはトップをキープ。何かと評判の悪いハミルトン(おそらくどうしても黒人王者を誕生させたくないという空気がF1全体をそうしてしまった)に対して昨年チャンピオン争いをしたF・アロンソやK・ライコネンが彼の前を走り、ポールポジションからトップを守り続けるマッサを援護します。
それでも5位以内をキープするハミルトンにピンチが訪れたのは1度目のピットインの時。
乾き始めた路面に対応するためドライ用ハードタイヤに変更するのが1週遅れてポジションを7位に下げてしまいます。
しかしJ・トゥルーリとJ・フィジケラをパスして再びチャンピオン獲得圏内の5位にポジションを上げます。その後チームメイトのH・コバライネンが直後の6位というポジションにつけたため、ハミルトンの地位は安泰かと思われました。2度目のピットインもスムーズに済ませ、3ピット作戦のS・ベッテルにも先行して4位にポジションを得たハミルトンに落とし穴が待っていました。
レースも残り10周を切ろうとしている頃にまた雨が降ってくるというアクシデントが・・・
上位陣がタイムロス覚悟でレインタイヤに変更する中、トヨタのT・グロッグとトゥルーリはドライタイヤのまま押し切ろうという大バクチを打ち、グロッグはハミルトンの前に出ます。でも5位でのフィニッシュならまだハミルトンがチャンピオンです。そうはさせじと一旦ピット作業でハミルトンに抜かれたベッテルが猛チャージをかけてハミルトンにプレッシャーをかけます。(ここらあたりはチームメイトのコバライネン以外はみんな敵という感じです)そして残り2周というところで神はハミルトンに試練を与えました。
周回遅れの(F1に上がる前は仲が良かったはずの)クビツァが突然ベッテルとハミルトンに襲い掛かり、不意を突かれたハミルトンはベッテルにもラップされて6位にポジションを下げてしまいます。この段階でトップのマッサが逆転王者になり、インテルラゴス(ブラジルGPが行われたサーキット)の地元ファンは大騒ぎになりました。ベッテルを抜かないと2年連続でチャンピオンを逃すハミルトンは猛アタックをかけますが前に出ることができず、レースはファイナルラップへ。
トップのマッサはそのまま1位でチェッカーフラッグを受け、2位のアロンソや3位のライコネンも順調にゴールします。直接レースを見ている観客、関係者、全世界で中継を見ている視聴者みんなが『今年もハミルトンはダメか』と思ったとき最終コーナーでドラマが待っていました。
ドライタイヤで走り続けていたグロッグがスローダウンし、ハミルトンが彼をパスして5位でチェッカーを受けたのです。一旦は歓喜に包まれたサーキットは騒然となりましたがハミルトンの2年越しのF1チャンピオンへの挑戦が結実することになりました。
このレースに限れば完璧な走りを見せたマッサと最後まで冷静に戦い抜いたハミルトンと2人ともが勝者だと私は思います。
残念ながら勝負の世界では王者は一人しかいないのです
来年のマッサの巻き返しに期待します。
ところで『お前さんはどちらを応援してたんだい』ともしきかれたら、『今年はハミルトン、来年以降はマッサ』と答えますね。今回はどうも『黒人をチャンピオンにさせたくない』という雰囲気にムカついてハミルトンを支持しましたが、元来マクラーレンよりもフェラーリが好きなもんで・・・
しかしアメリカ大統領選挙もそうですが黒人差別ってひどいいもんですね。明日の選挙も結果が出るまで油断できないですが、富裕者層やネオコンの支持が強いマケインが勝ってしまうようなら
世界は終わり
です。(全然F1と関係ない終り方をしてしまった m(u_u)m )

