阿久悠氏を偲ぶ | 『都落ちオヤジ』のひとりごと(めざましTVとサッカーを愛するオヤジのボヤキ)

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ひとりごとを語ります。

難しい記事


8月1日に作詞家の阿久悠氏が亡くなられました。

主に70年代・80年代の歌謡シーンを席巻し、生涯で作詞した曲が約6000曲(そのうちの300曲が名コンビ都倉俊一氏との曲でした)、楽曲を提供した歌手は数知れず、まさに『巨匠堕つ』という感じでした。

先日のZARD坂井泉水さんのときを含め(基本的には)早めに追悼記事を起こすようにしているのですが、今回は非常に書くのが困難でした。

こういうケースでは代表作や付き合いの深かった歌手の思い出を書き綴るというのが常道なのですが、この人の場合は『誰が聞いても納得する』というダントツのヒット曲がなく、ものすごい数のヒット曲とそれを提供した歌手がいてまとめようが無いのです。(スポーツ新聞の主な音楽作品が100曲前後書かれていて、大昔のもの以外だいたいわかると言う状況。新聞屋さんも記事を書くのに苦労したと思う)



悪人ヅラ  恐れ入ったか、若増


なのであえて彼が晩年ライフワークにしていた『甲子園の詩』について考えたいと思います。27年間にわたりスポーツニッポンに連載された詩は試合を見なくても臨場感が伝わり、尚且つなんともいえない叙情感がありました。(敗者に偏っているという批判もありましたが、日本人らしくて良かったと思います)

昨年の駒大苫小牧と早稲田実業との2日間にわたる名勝負が、彼の遺作になったのは少し残念な気もしますが、昭和を代表する巨匠が筆を置くのにふさわしいドラマが最後にあったのだと納得したいと思います。

あの箕島高校VS星陵高校の延長18回の死闘がこのコーナーの始まりの年だった事を考えれば、尚の事、昨年の延長再試合の舞台がその締めくくりであったことは何か運命だったかもしれません。

今年からあのコーナーを見ることは出来ませんが、それぞれの人が彼のことを思い出しながら野球というスポーツに思いを寄せれば形に残すことはできなくても記憶の中に綴ることは出来るでしょう。


改めて氏の冥福を祈ります。