18 誰もがかかっている病を克服するには(父という病/母という病) | 主夫のコラム〜家事と育児とときどき手品〜

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主なしごと
・主夫
・くじら保育園園長
・NPO法人ファザーリング・ジャパン関西副理事長


座右の銘
「笑ろてるパパがええやん!」
「いきあたりバッチリ」
「無限多様性の調和」

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幼少期に親からの愛情不足や関わり方の偏りの中で育った子ども。

その影響で大人になってから様々な問題を発症する「病」。

 

そもそも、理想的な家庭で理想的な子育てをされてきた大人なんていない。

そういう意味では誰もが何らかの病をかかえている。

 

僕自身も病にかかっていた。

父親が家に「いない」状態で、母親ひとりの影響を強く受けて育った。

 

問題なのは自分が病にかかっている、その自覚がないこと。

自分の病を自覚せずに結婚して、妻と母との関係性に悩んだ。

 

自分がかかっている病を知らないと病を治すことはできない。

でも自分の病を知ることは自分だけでは難しい。

 

結婚と子育てはそれを自覚する助けになる。

でも自分の病は家族を不幸せにする可能性がある。

 

すごいジレンマ。

結婚当初、僕は母の味方をして妻につらい思いをさせた。

 

妻のリアクションが僕の病を自覚させてくれた。

身近で大切な人という薬。

 

結婚したら夫は母から離れて100パーセント妻の味方になるべし。

親子の絆は切っても切れないけど、夫婦の絆はそれよりはるかに切れやすい。

 

※父という病/母という病 岡田尊司 ポプラ社

 

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主夫業のススメ: 家族のカタチを柔軟にするコラム55