特殊能力を持つ純粋な研究員が木になっていく、静かで残酷なミステリー。
生体エネルギー研究所の研究員イ・ジェヨン(ムン・グニョン)は、光合成で緑の血液を作るという未来の研究に没頭していたが、教授チョン・サンホ(ソ・テファ)に研究室を守るためだと裏切られ、同僚チェ・スヒ(パク・チス)に成果を盗まれる。
小説家キム・ジフン(キム・テフン)は業界のドンに逆らって干され、病に冒される。
サンホに裏切られたジェヨンは、森の研究所にこもって研究を続けていて、壁に書かれた数式から彼女のことが気になったジフンは自身も逃げるようにジェヨンを訪ねていく。
ジフンは森の中で一人で研究を続けるジェヨンを見ているうちに、彼女をモデルに「ガラスの庭園」という小説を書き始める。
ジェヨンは次第に彼に心を開き始めるが、ジフンは「ガラスの庭園」異常なことが起きていることに気づく。
サンホの裏切りが事務的すぎてジェヨンが気の毒で、ジフンに対するソンネ(イ・ギヒョク)の掌返しもどうかと思うが、優柔不断なジフンも中途半端で、結局ジェヨンは3度も裏切られることになる。
この2人の主人公が気の毒で、演じるムン・グニョンとキム・テフンの演技に静かな迫力があるが、評価は分かれると思う。
