単なるコメディーではない『極道ペテン師』 おっぱい丸出しでふざけた詐欺集団を描いてるからB級コメディかと思ってたら、意外と反戦映画やった。 冒頭からインポ騒動で「何やこれ?」ってなるけど、不発爆弾が見つかり、これが戦争のメタファーで、全部戦争が悪いで終わる。 フランキー堺の軽妙さと朝丘雪路の色っぽさが最高。 当たり前だけどみんな若いし、昭和の映画ってやっぱりええなって素直に思った。 下ネタ全開のドタバタの裏にちゃんと戦争の痛みがある、1969年だからこそ作れた映画。 戦争の悲劇を残そうとしたんやろうね。