ワンシュチエーションの難しさ『フライト・リスク』 | 三匹の忠臣蔵

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日々是好日。
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小型セスナ機内という密室で繰り広げられるサスペンス・アクション。
重要参考人を護送する任務が、筒抜けになっていることに気づいた瞬間から緊張が走るんだが…。

保安官代理ハリス(ミシェル・ドッカリー)は、重要参考人ウィンストン(トファー・グレイス)をアラスカからニューヨークまでセスナで護送する任務に就くが、パイロットのダリル(マーク・ウォールバーグ)が任務内容を完全に把握していることに気づく。

謎の犯人グループに情報が漏れたのは警察内部に裏切り者がいるからで、誰かわからない。
格闘の末、ハリス自身が操縦桿を握ることになり、極限状態での着陸に挑む。

物語は「身内の裏切り者は誰だ!」のサスペンスと「セスナでどう着陸するか」のアクションの2部構成だが、どちらも薄い。

特にダリルの扱いから後の展開がミエミエで、終始セスナでの密室での心理戦なのに緊張感がない。
結局、せっかくのラストの着陸シーンのカタルシスを下げている。

ダリルの正体を飲み込めれば、そこそこ楽しめると思うけど、ワンシチュエーションの難しさを痛感させる、もったいない作品でした。

 

 

フライト・リスク ポスター セスナ墜落寸前