コテコテの学園Vドラマ『3.5時間目』 | 三匹の忠臣蔵

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どう見ても高校生に見えない時をかける女子生が、3.5時間目の秘密に迫るミステリー・ファンタジー。
単なる学園モノロマンスで秘密はどうでもいい、故ソン・ヨンギュさん出演の映画です。

転校早々に学年二位の成績を叩き出すペク・アジン(チョ・ヘウォン)はクラスの貴公子イ・ハニク(キム・ウジン)が関心を寄せることでイム・ソラ(クォン・ゴウン)らから妬まれる。
ちなみに、この時の学年一位はハン・ジフン(キム・ジョンウク)で、クラスの生徒たちはソラが三位であることに不思議がる。

ソラらに絡まれていたら、アジンの手元に突如、壊れた時計が現れ、中には「3.5時間目にスイッチを押して」というメモが。

スイッチを押すと時間が止まり、カン・ダウォン(イム・ジソプ)が現れる。「なんでみんな止まってるのに動けるの?」とアジンは冷静に対応。ラバーウォッチを通じて3.5時間目に手に入るカギ。

さらに、説明もされていないのに、アジンは「3.5時間目は時間の流れが十倍になり、例えば10分が100分になる」と突然説明を始める。さすが学年2位の頭脳。

目覚めるとこの世界に住んでいたカン・ダウォン(イム・ジソプ)は以前の記憶がなく3.5時間目に存在するが誰からも見えないし、時計が壊れたせいか、元の世界に帰れないらしい。

この時間の中に教師もいるが、教師からダウォンは見えない。
また、子どもたちは時計を机の上に置いてテストを受けているが、この秘密がこの作品のメインネタ。

ストーリー自体は単純だが、展開のつなぎ方が強引で、作品というより出演俳優を見せるためのプロモーション映画のよう。
そのため、純粋な映画として楽しむにはやや厳しいかもね。