アクションシーンが多い割に盛り上がらない、元特殊部隊の女性が子どもを取り戻すために戦うアクション・スリラー。
シングルマザーのサラが息子ジョシュを連れてアメリカへ移住しようと領事館を訪ねるが、ジョシュが行方不明に。
サラが必死に探すも、領事館の職員は「ジョシュなど存在せず、元々サラ一人だった」という。
しかし、息子のおもちゃを手がかりに、サラはジョシュを取り戻すべく戦い始める。
子を思う母の愛が炸裂するアクション作品のはずだが、サラが強いのか弱いのか描写が曖昧で、ここは『ターミネーター』のサラ・コナーばりにキレッキレに描いても良かったのではないかな。
ストーリーもちぐはぐで、戦争の後遺症によるPTSDをテーマに振り切った方が説得力があったのではないか。
そう考えれば、前半は面白いと感じる部分もある。
実際、前半はPTSDを匂わせる展開だったが、その描き方が中途半端に感じる。
サラに絡むアクションも、明らかに彼女のモーション待ちでキレがない。
だから見ていて引き込まれないからつまらん。
Netflixの作品って当たりハズレのブレが大きい感じがし、これはハズレかな。