パラリンピックはええことなんやけど、障害がある人にとってどれだけ暮らしやすい世の中になったんやろ、とふと思う。何故かと言うと、自分的にはずっと心に残るドラマがある、というか、教えてもらったドラマ。
それがNHKの土曜ドラマ『男たちの旅路』の「車輪の一歩」。
この中で斎藤洋介が、スーツにネクタイで「女性とセックスがしたいんだ」と言いって、母親の了解を取って町のソープランドに行く。でもお店で断られ思いを果たせず家に戻って来る。落ち込んだ彼に、母親が「楽しんで来たかい」と風呂越しに言うが、彼が泣きながら「すごく良かったよ」と、いうシーン。
この時の母親の気持ち。
障害があるって、こういう事かって教えてくれたドラマ。女の子のシーンもあるんやけど、なんか感極まって言葉が出なかったのを今でも鮮明に覚えてる。
車椅子でウィリーしたり、今じゃお目にかかれない脚本力。
こんなドラマもう見れんよな、再放送してほしいな。
親としては、子どもと一緒に見たい、それで体が不自由な人が生きていく上での、現実を知ってほしい。
同じ社会を構成する仲間なんで。