韓国映画の十八番・実話もの『裏切りの陰謀』 | 三匹の忠臣蔵

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社会部記者と内部告発者が大韓民国を操る巨大な秘密組織に立ち向かい陰謀を暴こうとする、『清明計画』をモチーフにしたサスペンス・スリラー。
『清明計画』とは、ノ・テウ政権下の国家保安司令部が、親衛クーデターを企てるために、韓国政界、労働界、宗教界、野党など各分野の主要人物や民間人を対象に政治的監視を行っていたことを暴露した事件。

原題『모비 딕(Moby Dick)』は、ノ・テウ政権下で保安司が民間人の監視のためにソウル大学近くで運営していた偽装カフェの名前。

1990年に『清明計画』が暴露された際、このカフェが情報収集の拠点として使われていたことが明らかになり、国防部長官と保安司令官が更迭されるスキャンダルとなりました。カフェは保安司の将校が支配人、兵士がウェイターとして運営していた。

このカフェは、学生運動や反政府活動を監視するために設置され、情報収集の拠点として機能していて、その存在は1990年の清明計画暴露により広く知られるようになった。

前置きが長くなったが、これは面白かった。この頃はキム・ミニもちゃんとしてて、トイレを間違うシーンは覚えてた。

主なストーリーは次の通り。
ソウル近郊のパラム橋で起きた爆発事件を疑問に思った社会部記者イ・バンウ(ファン・ジョンミン)追跡をはじめたある日、故郷の後輩ユン・ヒョ(ジング)が現れる。
彼は、パラム橋爆発は事故ではなく、仕組まれた事件だといい、一連の資料を渡す。

バンウは、パラム橋事件の真実を暴くために、同僚記者のソン・ジンギ(キム・サンホ)、ソン・ヒョグァン(キム・ミニ)と特別取材チームを設けるが、取材に邪魔が入り、危険に直面することになる。
やがて事件の手がかりを得たジンギが事故死したことで、真実に迫る攻防戦が展開される。

日本にも『新聞記者』という映画があるが、この作品が韓国初の新聞記者が主人公の映画で、登場人物は創作によるフィクションだが、取材過程や記者たちの関係はリアルに描かれている。

私的には、ファン・ジョンミンよりキム・サンホが良かったかな、キム・ミニもいいし。
ファン・ジョンミンの芸風ってこの頃から変わっていないしね。
まあ、振り返って思う感想ではあるが。
だから、ジングとキム・サンホのように、もっとトーンを落とした方が緊張感があってよかったと思う。

この作品のキャッチコピーが『大韓民国の陰謀論 目の前に見えているものがすべてではないとき、あなたが信じるすべてのことは仕組まれたことだ』とあるが、光州事件後にも軍部はこんなことを考えていたんやな。
だからこそ、映画にして残すのは大事だと思う。