よくある密室・監禁・記憶喪失からの脱出モノなんだが、なぜこの3人が選ばれたのか?という問いの答えがあまりにも衝撃だったサスペンス・スリラーということで、ネタバレレビューになります。
ハン・ソジン(イム・セミ)、イ・ドンヒョク(ソン・ジル)、チョ・ヘリン(ハン・ジウォン)の全く接点のない3人が、謎の密室で目覚めるが直前の記憶がない。
お互いが記憶の断片を話すうちに、それぞれが抱えている過去のトラウマのような出来事が蘇る。
密室なんだけど途中から棺桶に見えてきて、これが答え。
分かった時のラストは衝撃的で、リアルに「後悔先に立たず」。
それでもソジンの母親は彼女を「行くな」と止めた。
結局、彼らは自殺をするために集まった見知らぬ者同士で、これは日本でもよく耳にするニュース。
それが死の直前なんだろうか、三途の川を渡る直前に後悔したのか、気づいたのか、未練があったのか。
自分が自殺したということに気づくわけで、この気づいた時の自分は誰だったんだろう。
そして自殺を決意し、実行した自分も同じ自分にもなるわけで、ラストの表情は後悔なんやろうね。