これぞ王道の韓国ドラマ【照明店の客人たち】 | 三匹の忠臣蔵

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日々是好日。
お弁当ブログだった「お弁当にはたまご焼き」からリニューアル。
映画レビューを中心に、日々思いついたこと、感じたこと、趣味のことを書いてます。

無駄なキスシーン、お姫様抱っこ。
Disney+はどちらかというと女性向きな作品が多い印象で迷ったが、チュ・ジフン、パク・ボヨン、監督がキム・ヒウォンということで視聴。

暗い路地の突き当たりに、ポツンとある照明屋。
毎晩いろんな人がやってくるけど、みんな何かしら”ワケ”を抱えてる。
照明屋という「生と死の境界」で繰り広げられる、人の心の奥底にある願いや悔しさと未練を描いた、ヒューマン・ミステリーな物語。

生と死の境界にあるのが「明るい光」というのが一番のキモで、散りばめられる伏線を回収することでストーリーになっていく素晴らしい脚本。

前半は様々な登場人物と伏線をばらまくだけで、説明もないので退屈離脱あるある。
後半になり登場人物の謎が明らかになることで伏線回収、そこまで我慢できるかが評価の分かれ目。
かといってすべて説明するわけでもなく、見てる方が整理して楽しむ。

細かい説明もないので「恐らく」という推測もあり、楽しみ方は人それぞれだが、役者の演技力が満足度を引き上げることで、評価が集約される。
「マイ・ディア・ミスター〜私のおじさん〜」「記憶〜愛する人へ〜」などで受け継がれる、これぞ韓国ドラマの王道。

死が迫った人間の感情を可視化することで、「選択する」とはどういうことかを語りかけてくる。
それも一回きりの自分の選択。
「希望の光」というわけですね。

自分が死んだことに気が付かない人、「臨死体験」という生死をさまよう人、そして彼ら、霊が見える人。
「死体ではなく故人、死んでも人間」と言い、日々の病院で事務的に繰り返されるであろう生き死にの問題を丁寧に扱っているので、自分もこんな病院で最後を迎えたいな。

シーズン2はあると思う。

 

これぞ王道の韓国ドラマ【照明店の客人たち】