中国に出張中のジャック(リチャード・ギア)が、簡単にハニートラップに引っかかってしまい中国人の弁護士に助けてもらうという、外国に行くときは、その国の制度を理解し、軽はずみな行動は慎みましょう、という映画。
一応はサスペンスなんだけど、どこか甘ったるくて、ラストはラブストーリーといった感じ。
制作年が1997年なので、前半は中国悪で、後半はそうでもないように描いていて、移行期の作品とも言える。
2000年代になったら中国悪は姿を消したからね。
弁護士のユイリン(バイ・リン)はスリリングな感じがするけど、ジャックはゆるめに見える。
これはリチャード・ギア自身の雰囲気によるところも大きいかもしれないかもね。
登場からしてダン(バイロン・マン)が胡散臭すぎる。
目をつけたらやっぱり感じ。
ということで、開始早々にストーリーが動く早い展開は、軽い気持ちで楽しめるので、ながら観でもいいと思う。
ただし中国語と英語の翻訳が入るので間延び感はある。
