昨日の演奏は良かったけど色々と考えてて、井上さんはどんな気持ちなんかと。
数年前の三○産業フェアの登壇者の一人が井上道義さん、お題は「マーラー(ショスタコやったかも)のフルスコア(総譜)」。
で、始まる早々からマーラーはもちろん、フルスコアはカスルコトもなく始めた話が北朝鮮での出来事。
芸術交流に政治を持ち込む政治家
当時は拉致問題が盛り上がってて、にも関わらず北朝鮮から若手育成に力を貸してほしと招聘を受け2度あちらへ行って振った、その時のエピソード。
帰ってくると国内から、特に県会議員なんかもやたらと騒いでて大変やったらしい。
実施にFBでも手柄話のようにやってた議員さんも多数。
北の大地で見たもの、帰ってきて沈黙させられた音楽家
井上さん曰く、北朝鮮で見て経験したことは、日本でこれまで聞かされてたことと全く違い、何が真実か分からなくなった。
日本では孤立してると言うが北朝鮮と国交を結んでる国が多いことに驚き、むしろ国交がない国は数カ国。
現地へでは真面目な若き演奏家と分かち合い、休日は地下鉄に乗りあちこち行き、野山を散策し地元の人々と楽しいひと時を過ごし、スーパーの品揃えをみて本当の自由とはどういうことなのかと深く考えた。
それが日本に帰って来ると、何が困るのか、現地で見たこと聞いたことは一切話さないようにと何度も釘を刺されたと言ってた。
色んな人から言われたと言ってて、不思議だったので今日は皆さんに話しました。(ここで会場大笑い)
時には笑いも起き、会場は和やかな雰囲気で終わりめでたしめでたし。
拉致問題とは別の「人間同士の交流」を信じた代償
のはずが、それからすぐに解任・追放みたいに石川県を離れることに。
この事に関しては理不尽で納得いかないと記事にもなってた。
それが今じゃ学徒かハナかなんか知らんけどおかしな名前になってもて、そもそも、このイベントを企画したのも、元はと言えば井上さん、道義さん。
それがよくもまぁ呼べたな、と思いながら聞いておりました。