ぼくの歌が聴こえたら | 三匹の忠臣蔵

三匹の忠臣蔵

日々是好日。
お弁当ブログだった「お弁当にはたまご焼き」からリニューアル。
映画レビューを中心に、日々思いついたこと、感じたこと、趣味のことを書いてます。

落ちぶれた元敏腕プロデューサーと、人前で歌えない天才ミュージシャンが、それぞれの人生を変えるために旅する姿を描いたトラウマ克服のロードムービー。

過去に人気歌手を発掘した経験があるものの、現在は借金まみれのプロデューサー、ミンス(チョ・ダルファン)。
ある日の駐車場でギター片手に歌っていたチフン(チャンヨル)と出会い、その歌声に感動して契約してしまう。しかし、チフンは人前で歌うことができないという問題を抱えていた。
それではとミンスは冷蔵庫の空箱の中、チフンに歌わせライブツアーをはじめる。

盲目の女性歌手ナナ(キム・ジヒョン)の提案で舞台に立つことになったチフン。しかし歌うことができない。
歌うことができず謝るミンスに対しナナは「私が傲慢だった。潰れないように一緒に共感してあげて。傷は克服するものではない、親友のように共に進むもの」この言葉を受けミンスは仕掛ける。

ストーリーは至ってシンプルでハッピーエンドなのだが、主役の子が美形で終始浮いた感じ。まるでこの子のために映画を撮ったかのような印象で、どこかの国の映画みたい。
その分と言ってはなんだが、キム・ジヒョン、ソン・ビョンスクなどチョイ役も含め回りはいい人がでてる。
全編を通して流れる音楽が非常に良い、音好きにはおすすめの作品。