春夏秋冬そして春キム・ギドク監督の、神秘的な湖上の庵を舞台に、童子僧が少年期、青年期、中年期を経て壮年期に達する人生を四季の美しさとともに描く哲学的ヒューマンドラマ。 冒頭の湖に浮かんだ庵で「魚と寝る女」を思い出した。また浮いているのかって。 春夏秋冬、そしてまた春が来る。 これといったセリフもない無言劇なんだが、見入ってしまう。 無我の境地に達し、悟りを得たキム・ギドク監督自身の価値観が描かれている感じ。 いい意味で映画を超えてるな。