原題は「ヨンジュ」。
表情だけでもっていくキム・ヒャンギ演じるヨンジュ。
見てるこっちは直球過ぎて言葉にならない。
もし、二人のうちのどちらかが生き返るなら、どっちがいい?
「やっぱり、お父さん」と答えるチュ・ヨンジュ(キム・ヒャンギ)。大学は無理と答える弟のチュ・ヨンイン(タン・ジュンサン)。
交通事故で両親を失い、突然に家長になったヨンジュは、自分のことはあきらめても、ヨンインのことは責任を負う決意をする。
しかし中学生の姉弟、現実はそんなに簡単ではなかった。
両親の祭祀の日にヨンインが事件を起こし、示談金が必要になる。
叔母 オボク(チャン・ヘジン)に相談に行くが無下に断られる。
鬼のように見えるが、事情からするとオボクも仕方ない。
金融詐欺に遭い、後がなくなったヨンジュは、両親を死に追いやった加害者であるキム・サンムン(ユ・ジェミョン)を訪ねて行く。
ヨンジュは身分を明らかにせず、サンムンが営む豆腐屋でアルバイトをはじめる。
お店を切り盛りする妻のムン・ヒャンスク(キム・ホジョン)は何かとヨンジュを気にかける。
ここまではよくあるパターンで、この先がどっちに振るかが問題。
そして、判決前に支払う必要がある示談金はどうするのか。
演者がキム・ヒャンギというのも大きい、まさかギトギトした復讐劇はないやろうし。
ところがヒャンスクの行いが見てるものを迷わす。
一方、弟はアホのまんまです。
映画を見るからには結末が気になるけど、これは知らない方がいいかも、って考えてしまう。
キム・ヒャンギの演技が光る作品で、彼女なしでは全く違った印象になったかも。表情や仕草だけでヨンジュの内面を表現し、観客の心を掴む演技は見事としか言いようがない。
