鬼婆南北朝時代の戦乱で男手を失い餓えた2人の女が落ち武者を殺して、武具を奪って売りさばいて飯の種にしてる婆と嫁の生き様を綴ってて、ホンマにあってもおかしくない、とても怖い話。 優しいおばあちゃんのイメージだった乙羽信子の眼力が凄い。 人間が生きる本能全開で、最後はその本能で全員鬼になる。 最後までモノクロの強みを存分に生かした作品やと思う。