映画館で見た作品のノーカット版でいいのかな。
中国「三大悪女」の一人、西太后の生涯を描いた作品で、第2次アヘン戦争(アロー戦争)が主に描かれている。
後の西太后である恵玉蘭時代の話。
冒頭に出る正七品の印と三度にわたる垂簾政治、恵玉蘭も正三品となり、まるで韓国時代劇を見ているような感じ。
ヨーロッパで戦争を経験し鍛えられた軍隊、騎馬隊が拳銃や大砲に勝てるわけがない。結局は実践経験の差。
それで咸豊は北京から逃れるのだが、イギリス・フランス軍は侵略者として悪戯の限りを尽くす。
残された民衆は義勇軍として戦う、これって仁祖そのもの。
イギリス・フランスの連合軍にあるのは野心と大砲だけのただの泥棒。
円明園を焼き払っただけでなく、盗んだ財宝を競売にかける愚かさは、今の中東にも続いている。