西太后 [ノーカット版] 第二部 | 三匹の忠臣蔵

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円明園焼き討ちの煙を見ることもなく狩りを楽しんでいた皇帝一家。
いよいよ咸豊が皇太子にその座を譲るが、咸豊は幼い皇太子が心配で信用しておらず、皇后は誠実だが粛順は横暴、弟の恭親王奕訢は頼りない。
そこで玉蘭に皇后を助けて欲しいと同道堂御印を授ける。
元々野心家だった玉蘭がこれを好機と捉えるのはある意味当然。
咸豊自身が後の西太后を引き寄せたのではないか。
そして咸豊の死後、玉蘭は自身の権力欲からかどうかは分からんが、東太后を補佐する。
両太后の垂簾政治が始まり、咸豊から皇太子を補佐するように命じられた官僚らとの戦いが始まるが、粛順らのクーデターは失敗に終わる。
とにかく玉蘭の政治手腕というか、官僚たちとの駆け引きにも長けていて、段々と東太后を手の内に取り込んでいく。
歴史に名を残した西太后へとひた走る。
ある意味起こるべくして起こった悲劇で、ラストの「咸豊に愛されていた麗妃の手足を切断し、生かしたまま瓶に入れた」これは強烈。