もうすぐ死にます | 三匹の忠臣蔵

三匹の忠臣蔵

日々是好日。
お弁当ブログだった「お弁当にはたまご焼き」からリニューアル。
映画レビューを中心に、日々思いついたこと、感じたこと、趣味のことを書いてます。

昨日から配信のシーズン1を一気に見ました、面白かったんだが。
ここ一番の局面で運に見放され、自ら命を絶った主人公(ソ・イングク)。
自殺したことで「死」から罰を受ける。日本なら死神なんだろうけど、あえて「死」としたのは、「死は再生や転生の始まり」という意味だろう。

その「死」のオーダーは、12回生まれ変わり、12回必ず死ぬことで苦しみを味わい地獄に落ちろ、という事。
「花遊記」で似たような設定があったけど、違うのは、それぞれの人生での死を回避できたら、その人の残りの人生を享受できる事。

ちなみに、転生する人々の記憶は上書きされずに、むしろ重なり合い、一つの記憶として蓄積されていくということ。これがドラマとなる。
死のうとしていた人間にとって生きることそのものが地獄だったはずが、どうやって生き返るか、その戦いが始まる。
「生き返るための生存戦略を自分で考えろ」、恐らく言いたいことはこれなんだろな。
全8回で12回も死ぬので、挑戦的な「死」の局面に遭遇することになる。

死(神)役のパク·ソダムの演技も段々とコメディタッチになってきて、そこに煩悩が加わり、生き返る”目的”も変わることでクスクス笑えるシーンも。
赤ちゃんが虐待で死ぬということはどういうことか、パラシュートの回は企画そのものが面白い。
演じたソンフンはパラシュートを消す以外はCGを使わず全て実写撮影で、13回も飛んだらしい。

段々と盛り上がり面白かったのに、反アレ派としては4回目が残念。
ストーリーが面白かったのに、色物に逃げて欲しくなかった。
「還魂2」と同じ展開で、ストーリーとは関係ない謎の顔面アップ、包容シーン。美男美女のビジュアルとイチャつきは御免被りたい。白けてしまいコマ飛ばし。
日本のドラマもそれで観なくなった。
訳のわからん色恋はほどほどでいい。
逆に「還魂2」にハマった人なら楽しみに観れるかも。
主役級の美男美女が入れ替わりで観れます。
シーズン2は年明け5日らしいです。