サバイバー 60日間の大統領 | 三匹の忠臣蔵

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日々是好日。
お弁当ブログだった「お弁当にはたまご焼き」からリニューアル。
映画レビューを中心に、日々思いついたこと、感じたこと、趣味のことを書いてます。

ある日、突然大統領。
年末の戒厳令騒動で改めての再視聴。
初から最後までず〜っと目が離せない、昭和の空気感で進む骨太政治サスペンス。
大韓民国大統領の国政演説が開かれた国会議事堂が爆弾テロの攻撃を受けて崩壊する。
国務委員の中で唯一生き残った環境部長官が、承継の序列により60日間の大統領権限代行に指定される。
いきなり権限代行に任命されたパク・ムジン(チ・ジニ)が、右も左もわからない素人状態から少しづつ学び、いつの間にか頼れるリーダーに成長し、家族と国家を守ろうと奔走する。

ここぞとばかりに権力闘争に持ち込む者が出てきて話が迷走するが、面白いのがやっぱり”なんかあった時の北朝鮮”というか”困った時の北朝鮮”で、今回の年末の戒厳令と全く同じ、もはや一つのコンテンツになっている。

権限代行を守ろうとする大統領秘書室のハン・ジュスン(ホ・ジュノ)、チャ・ヨンジン(ソン・ソック)、チョン・スジョン(チェ・ユニョン)と、国内では軍部・野党、外交との対立がスリリングでそのなかで蠢く人間模様が面白い。
結果的に、大統領秘書室は資格がないと拒んでつなぎのお飾りだったムジンを守ることで大統領に育てる上げる。

青臭いかもしれないが理想のリーダーには希望がある、今のトランプさんを見てるとなおのこと。
韓国に限らず戒厳令とクーデターは表裏一体なのもうなづけるし、VIPが朝鮮半島の平和を望まないのも今回と似てる。
あと再視聴あるある、カンボジアのテロ犯に爆薬を巻かれてた少女はパク・ユナではないかな。