韓国で初めての重症外傷センターを創設させた実在の外科医師がいます。
「浪漫ドクター・キムサブ」だけでなく「ゴールデンタイム(Channel K)」のモデルでもあります。名前は 이국종 (イ・クッチョン)さんです。
医師を志したきっかけは父親が「朝鮮戦争」の負傷で2級障害と認定されますが、思うような治療が受けられず途方にくれます。
そんな時、一人の医師とめぐり逢い、自分も「貧しい人のために医師になろう」と決意します。
イ・クッチョンが外傷外科に本格的に足を踏み入れたのは、亜州大学医学部で博士号をとった翌年の2003年、米国カリフォルニア大学のサンディアゴメディカルセンターで研修を始めてからです。
医師たちが病院の屋上でヘリコプターに乗って、直接出動する「病院の前段階」から「救急処置」「手術」「ICU」「リハビリテーション」の5段階が有機的に結びつき、遅滞なく一定のテンポで連係した時に患者は助かる。
(これがシーズン3でのカン・ドンジュ(ユ・ヨンソク)の主張です)
韓国にもそんな世界レベルの外傷外科システムをつくる、重症外傷センターの設立を目指すことになります。
キム サブ3の冒頭で北朝鮮がら来た負傷者を治療するシーン、これも実際に北朝鮮兵を治療したことがモチーフになってます。
キムサブだけがネクタイもせず「白衣」を着てるのもイ・クッチョンによると「すぐに治療に取りかかれるため」とインタビューで答えてます。
インタビューを見ると、シーズン1と2の大病院との対決、それまでの習慣に囚われ抵抗する当時の医療システムもほぼ事実らしいです。
ということで”ラブ”がないと硬派な話のオンパレードな作品かな。