京都イベント第56弾「Torys Ⅱ」のお話 トークタイム&飛び入りひとネタコーナー編 | マジシャン Yuji村上のブログ

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更新は気まぐれです。申し訳ありません。

 前回の続き、9月8日(日)に無事終了しました、Yuji村上京都イベント第56弾「Torys Ⅱ」のお話です。


 ディーラーショーの後はいつも通り、ゲストのお話をうかがうトークタイムです。再びこの日のメインゲスト、ムッシュ・ピエールさんにご登場いただきました。


 ピエールさんが京都イベントにゲスト出演してくださったのは、これが3度目。前回が2018年9月10日(日)の第31弾「Savoy Ⅱ」でしたので、今回のトークタイムはそれ以降の活動について、お話をうかがいました。
 2018年以降なら、当然出てくるのが2020年からの新型コロナウィルス蔓延による自粛のお話。ピエールさんが経営されております大阪北新地のマジックバー「マジックタイム」にも、大きな影響があったとのこと。
 しかし、その後にオンラインマジックショーを始められ、インターネットの画面越しに披露するショースタイルを確立されました。それにより、三密回避とマジックショーの両立を可能にされたのです。
 ここでは、それを始めようと思い付いたところから、形となり軌道に乗るまでのお話を、実演も交えつつ順を追ってお話しいただきました。
 そして、マジックバーのお子様需要のお話から、子供を含むグループがお客様として来店される時に気をつけていることのお話等もうかがいました。
 最後に質問コーナーを設けると、カズ・カタヤマさんから「前に小説を書いてましたよね?」って質問があり、その小説についてのお話しを一頻り。
 ちなみに、この小説は「ピエールと魔法の杖」というタイトルで、今でも「Note」アプリで無料公開されているそうです。ご興味のある方はそのタイトルで検索すれば、今でも読めるとのことでした。

 ピエールさん、さすがは連日お店でお客様をもてなされているだけあり、お話が分かりやすくトーク上手。それもあってか、20分の予定時間をかなりオーバーし、実際には35分ちょっとって尺になっておりました。

 ここで10分間ほどのインターバルを置き、トイレ休憩と商品販売タイムを取らせてもらった後、後半のプログラムへ。

 いつも通り、後半はまず恒例の「飛び入りひとネタコーナー」からスタート。今回は6名のお客様がご出演くださいました。出演順はいつも通り、この日の受付順でした。

 トップバッターは、関東からご参加くださった峯崎浩一さんでした。峯崎さんは、前日のUGMコンベンションからハシゴ参加してくださった方のお1人でした。京都イベントのひとネタコーナー出演はこれが2度目で、前回は今年の3月。つまり今年は1回置きにご参加、ご出演くださったことに。有り難い限りです。
 演じられたのは、♣️のA~Kを表向きで2山に配り分け、1番上に見えているカードのどちらかを選び、その数字をメモしてもらう。それを3度繰り返して3つの数字を選び、それらを足した数がパケットのトップカード裏面に書かれているというトリックでした。

 2番手は、石田隆信さんでした。石田さんの京都イベントひとネタコーナーご出演も今年の3月以来で、何と峯崎さんと同じスパンでした。
 今回は「カードのコントロールをお見せします」と言って、シャフルしたデックから13枚のカードを出し、「13」という数字を「8」と「5」に分けて使うと宣言。そのパケットの8枚目から8のカードが、5枚目から5のカードが現れた後、さらに…といったトリックでした。もう石田タッチ炸裂の現象だったのですが、これからご覧になる方のために以降の展開については省略。

 3番手は、自身の持つコーナー最多出場記録を更新し続けておられる斉藤隆亮さんが登場。何と京都イベントだけ数えても、ひとネタコーナー出演がこの日で49回目!50回にリーチが掛かりましたよ。
 今回は、1枚の絵札を封筒に入れて真ん中をハサミで切り、半分に分かれた2片を復活させるというトリックをご披露くださいました。何でも、この日の朝に作ったばかりのネタだったとか。

 4番手は、早川正人さんが登場。早川さんは3カ月前開催の前回京都イベントでもご出演くださっており、これが通算10回目のひとネタコーナー登場でした。
 今回は、スポンジボールを客に握らせて進める手順をご披露くださいました。そして何と、使用したスポンジボールはこの日にシオミさんのブースで買ったばかりの商品とのことでした。

 お次は、昨年6月の回以来1年3カ月振りのご出演となりました、田中一伸さんが登場。ちなみに、これがひとネタコーナー5回目のご出演でした。
 田中さんは、取り出した1万円札の端を4分の1ほど縦に破り、それを復活させるというトリックを演じてくださいました。

 そして6番目、最後はマジックショップ「クリエーターズ」の岸本道明さんでした。思えば3カ月前の前回京都イベントでも、ひとネタコーナーのトリは岸本さんやったなと。
 岸本さんは、客にサインしてもらったシールを貼った10円玉をハンカチ越しに持ってもらい、手を離してもらうと10円玉が消えてしまう。それが何重にも密閉されたプラスチックケースの中から出現するのですが、最後のケースが透明で、しかも密閉されていて開かないというね。

 以上で今回のひとネタコーナーは終了。この後がメインのクロースアップショーとなるのですが、そのお話はまた別のエントリーで。